命の重さ【戦争は二度と…に加えたい視点】

おはようございます。おこめさんです。

8/15 昨日は終戦記念日でした。

テレビでも、たくさん戦争関連の番組が放送されていました。

子どもとの虫取りの合間にいくつかの番組を見ていました。

一番印象的だったのは、これです

「ラストメッセージ 不死身の特攻兵」テレビ朝日|ラストメッセージ“不死身の特攻兵”佐々木友次伍長www.tv-asahi.co.jp

今日はこれを見た感想、及び戦争教育に対して書いていこうと思います。

おこめさん→10年間中学校の理科教員として勤務。学校だけで届ききらない教育を届けるために活動。オンライン塾おはこやを運営。

どんな番組?

特攻兵として9回も出撃を命じられ、それでも生き残った佐々木友次さんの生前のインタビュー動画を元に、

どうして9回も生き残ったのか

そのときのまわりの反応はどうだったのか

戦後、どのようにして生きたのか

そんなことを教えてくれる番組でした。

その中で語られていたこと

佐々木友次さんは犬死することではなく、敵艦隊を沈めることが大事であると、陸軍で最初に編成された万朶隊の岩本益臣隊長の言葉を最後まで守り抜こうとしたのです。

しかし、何度出撃させても帰ってくる佐々木さんに対して、当時の上官は「次は絶対に帰ってくるな!」「今度は爆弾ではなく、体当たりで船を沈めろ!」「とにかく船ならなんでもいい!」と怒鳴りつけます。(岩本隊長はそのときすでに亡くなっていました)

すでに新聞にも佐々木さんの戦果が大大的に取り上げられていて、天皇にも特攻したと報告されている、そんなことから佐々木さんが生きていることが都合がよくなかったのです。

命の重さ

一人の命をなんだと思っているんだ

そうなんです。

そんなつまらないことのために、なぜ死ぬことを強要されなければならないのでしょうか

佐々木さんは、自分の中の意思を最後まで曲げずに、何度でも帰ってきました。

佐々木さんはとにかく、母親に会いたい一心だったといいます。

戦争史では、その戦況を伝えるときに何人の死傷者が出たという表現が使われます。

ガダルカナル島での戦いでは死者、行方不明者2万人強、沖縄戦では20万人

こうした数を見ることが多いです。

2万人の人がなくなるってどういう状況でしょうか。

例えば学校に通う子どもたちの数は?

例えば職場にいる職員の数は?

例えば今日一日に通り過ぎた人の数は?

例えば今日訪れた観光地にいた人数は?

こうやって考えてみると、2万人や20万人って

とんでもない数ってことが実感できます。

何よりも、その一人ひとりに地獄のような葛藤や苦しみがあり、ぼくが今こうして考えて、思って、今を生きているように

そうやって亡くなっていった人たちにも、たしかに命があって

思いがあって、そのときを必死に生きていたのです。

やっぱりどこまでいっても戦争時って人の命がなんだか軽く捉えられてしまう気がします。

数じゃないですよね。

二度と起こしてはいけない

このことは絶対に絶対にこれからも忘れてはいけない教訓だと感じます。

過去のものでなく現在へ

しかし、この教訓は過去から未来へのものということだけでなく

実は今も世界のどこかで行われている戦争に対する思いにも通じる部分があるはずなんです。

戦後○年後 とこれからも紡いでいくことはもちろん大事ですが、

それと同時に今この瞬間にも、 かつて 世界中が経験したはずの

絶対に起こしてはならない 戦争が 行われているのです。
(もちろん世界大戦という規模ではなく、それを絶対防衛ラインとして死守するという共通認識は世界にあるように感じますが)

決して過去と未来を思うだけに留まらず、今この瞬間の世界にも目を向け続ける必要があると感じました。

何ができるのかはわかりませんが、目を背けてはいけない、そう感じました。

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

ブログ こめたか

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