気になる幸せとお金の関係【稼げば稼ぐほど幸福度は上がるの?】

おはようございます。”おこめさん”です。

今日のテーマは幸せについてです。

多くの人は幸せになりたい 

そうどこかで願って生活を送っていると思います。(もしくは遠くの幸せを掴むために)

例えば、
年収を今の倍は稼げるようになりたい
高級腕時計を持っていたい
タワーマンションに住みたい


こんなのぞみがあったとして、それらも(恐らくは)幸せになりたい

という欲求があるからだと思うのです。

では、これらの先にどれくらいの幸せがまっているのでしょう。

それら心理的側面を科学的根拠をもとに説明してくれている本がこちら

幸せを科学する です。

今日はこの本を元に、上記の疑問に答えていきたいと思います。

学校では教えてくれない「お金って幸せになるために必要?」編です。

おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。

幸せと喜び

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まずは幸せと喜びの定義の違いについてまとめておきます。(goo辞書)

幸せーその人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。
喜びーよろこぶこと。うれしく思うこと。

多くの場合、幸せとは満たされた気持ちが長く続く状態のこと
(happy,well-being)

喜びは、満たされたときに感じる一時的な感情のこと
(joy)

をそれぞれ指すことが多いそうです。

本書では、そもそも幸せの定義や文化による幸せの捉え方の違いなどにも触れられていましたが、今日の記事ではそこまでの深堀りはせず、上記の定義に沿って読み進めてください。

年収と幸福感

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お金がたくさんあるほど、幸せになれる。

これについて皆さんはどう捉えますか?

「お金がなくても幸せにはなれる。」

「最低限お金がないと幸せにはなれない。」

これについても様々な意見があると思います。

アメリカでおこなられた一般社会調査によると以下のような結果になったそうです。

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これを見ると、確かに年収と幸福度には関係がありそうです。

年収が高い人ほど、「あまり幸せとはいえない」は低く、「非常に幸せという」は高くなっています。、

ただ、お金があるほど、幸福感につながるかというとそうでもないこともわかります。

「非常に幸せ」と答えた割合が

年収が500万~899万円のグループでは41.9%
年収が900万円以上のグループでは42.9%

となっており、稼ぎが増えるほど、幸福感の上昇率がゆるやかになっているということがわかります。

稼ぎはほどほどでいい。

というのはその通りなのですね。

またある研究によると(ビスワス・ディーナー 2007)

アメリカの大富豪とマサイ族の人生の満足度を調べたところ、わずか0.4の差しかないこともわかっています(7点満点)

物質的には何不自由ない暮らしをしている大富豪と必要最低限の物しかもたない半遊牧民がほとんど同じ満足度なのです。

この研究からは、ものやお金がないと幸せにはなれない、という幻想がうちくだかれます。(ただ、一度ものの便利さやいわゆる消費社会になじんでしまったマサイ族が同じ満足度を示すのかは疑問がありますが)

大事なのはお金の使い方

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お金を稼ぐということと幸福度の相関にはある種の限界のようなものがあることがわかりました。

お金と幸福度を考える上で何に使うかが大事である、いいます。

同じ消費でも幸せにつながりやすいものとそうでないものがあるということです。

一つは、コンサートや旅行などの体験的消費の方がテレビや服などの物質的消費よりも幸福感に強く影響を与えるというものです。

これは1万円のセーターなら5回も着れば幸福感は薄れてしまうところ、聞きたかったコンサートに払った1万円はいつまでもその記憶が幸福感を呼び起こしてくれる、というものです。

これが喜びと幸せの違いにつながるのでしょう。

その他、4つの使い方が幸せにつながることも研究でわかってきています。
(幸せをお金で買う5つの授業、コロンビア大学)

▼特別なご褒美に使う
→先ではなくあとにする。予めご褒美を書き出しておいて、モチベーションにつなげる

▼先に支払って楽しみを倍増させる
→数ヶ月先のコンサートに対して先にお金を支払うことで、当日までの数カ月間ワクワクした幸福感(期待感)に包まれる。未来に対しての楽しい考えを持つことが幸福感につながる。

▼時間と心の余裕をつくるためにお金を使う
→駅までの道を公園を通ってみるとか、乾燥機付の洗濯機に買い換えるなど。

▼他人のためにお金を使う
→結果として返ってくることが多いのだが、決して見返りを求めない。また稼ぎの少ないときから少しずつすることが大事。

おわりに

今日は お金と幸せという形でまとめてみました。

個人的には子どもの頃から漠然と感じていた

お金持ちにならなくても幸せにはなれる!

ことが科学的にも間違いじゃなかったと知れたことが大きかったです。
(ただし、最低限のお金は確かに必要)

幸福にはつながるものとして、人間関係は外せないものです。

明日は幸せと人間関係というテーマでまとめていきます。

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

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