おはようございます。”おこめさん”です。
昨日は地球のこれから、という形で地球温暖化が進むことでこれからの地球がどのような影響を受けていくのかについてまとめました。(多くの土地が沈む、たくさんの異常気象、干ばつによる飢餓、難民などなど)
今日はそんな温暖化(環境問題)に対して、今世界でどのように立ち向かおうとしているのか、そもそも温暖化の原因は何なのか、こんな部分をまとめていこうと思います。
学校では教えてくれない「温暖化に対する世界の今」です。
少しでも多くの方に届くことを願っています。
参考
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目次
温暖化っていつの時代の誰のせい?
これらの原因を考えるときに、産業革命時代、イギリスを中心とした国々が石炭を燃やしたせいで、今の私達がそのつけを払わされている、そう考える人もいると思います。
だけど実は実は、これまで人類が燃やした化石燃料の半分は1989年以降のものだといいます。(1945年まで遡ると85%以上)
1989年といえば、今の親世代がうまれる前後…
かつての時代にたくさん使ったせいだ…ではなく、ぼくたちも結構な当事者だったりするんですよね。
この事実を知ることで、自分は別に関係ないって思い、少しはなくなる気がします。(ぼくは少なくともそうでした)
その結果、現代の二酸化炭素濃度は過去80万年で最も高い数字になっています。
具体的には現生人類が現れるまでの80万年の間の二酸化炭素濃度は170 ~280 ppm、産業革命期に300ppm、2016年には400ppmを超えています。
2021年2月現在の平均はなんと413ppmだそうです。たったの5年で13ppm上昇しています。
http://www.gosat.nies.go.jp/recent-global-co2.html
ただ数字を負うだけにあまり意味はないのかもしれませんが、温暖化に二酸化炭素が関わっているのは多くの人が知るところで、その二酸化炭素濃度がこのように年々増加している事実は抑えておくべきことではないでしょうか。
(IPCC2013年の報告によると95%の確率で温室効果ガスの影響によって地球温暖化が進んでいる とまとめられている)
世界が共に戦うべき相手、温暖化
地球温暖化の原因が温室効果ガスであるのならば、この温室効果ガスの排出を少しでも抑えればいいわけですが、この排出を抑えるというものはどこか一つの国で努力すればいいものでもありません。
大気はつながっていますからね。
そこで世界が手を取り合ってこの問題に向き合おうという流れができつつあります。
1995年に最初に行われたのがCOP(気候変動枠組条約締約国会議)です。ただし、当初は拘束力を持たず、上限を決めるのみでした。
1997年、COP3で採択された京都議定書で初めて法的拘束力を持った条約が結ばれました。これはEUと先進国を対象に2008年~2012年の5年間で二酸化炭素排出量を1990年より5%削減することを義務としました。
しかし、この議定書もいくつかの問題を抱えていました。
一つ目は、温室効果ガスを大量に排出していたアメリカ、インド、中国が不参加を表明したこと
二つ目は、各国の実現可能性や現状を考えず横並びの目標設定をしたこと
などがあげられます。
参加した国々では、この目標を達成したところも出てきましたが、参加国だけが守ることに不満をもつ声もあがっていたのも現実です。
2010年COP16で先進国と新興国の共通の枠組み「カンクン合意」が採択され、京都議定書よりも少しゆるい、各国の努力目標が定められました。
このままでは温暖化対策は不十分のままになってしまう。
そんな危機感の中うまれたのが2015年COP21で採択された「パリ協定」です。
これは世界196カ国が法的拘束力のもとで合意した待望の条約でした。(もちろん、アメリカ、中国、インドも合意しています)
ここで結ばれたパリ協定での目標は2つ
1つは「産業革命以前を基準に、平均気温の上昇を2度以下(できれば1.5度以下)に抑える」
もう一つは「今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにする(森林などによる吸収量とのバランスをとる)」
これを踏まえ、各国が自主的に削減目標を決定公表し、5年毎に報告する制度も採用されています。
最近だと、トランプ政権下で一度離脱が表明された後、バイデン政権によって再び復帰が表明されたというニュースが話題になりました。
温室効果ガスの原因とは
では温室効果ガス(二酸化炭素やメタンガスなど)を排出してしまう原因とは何なのでしょうか。
ぼくたちが少しでも生活で意識していくためには、ここの知識も必要になります。
世界に占める温室効果ガスの割合は二酸化炭素が76%、メタンガスが16%となっており、圧倒的に二酸化炭素がその多くを占めていることがわかります。
温室効果ガスの種類とその割合sugu-kan.com
日本だけで見るとこの割合の差はさらに開き二酸化炭素だけで91.6%を占めるようです。
では、二酸化炭素を排出してしまう原因とは何なのでしょうか。
このデータによれば電気が46.6%ガソリンが24.3%であることがわかります。
まずは電気です。
使用量を考える、そして、そもそもどこから電気を買うのかが大事になってくるのでしょう。
(今は火力発電由来の電気を買うのか、自然由来の電気を買うのかさえ選べる時代になっていますよね)
あとはガソリンの消費。
通勤時間になると道路が渋滞する場面にいつも遭遇します。
ここでも一人ひとりのちょっとした心がけで変えられる部分があるのかもしれません(もちろん無理のない範囲でですが)
また、国連食糧農業機関(FAO)の2013年報告によると、世界の温室効果ガスの総排出量のうち、実は畜産業だけで14%を占めるというデータもあります。
特に畜産業のうち、65%が牛によるものというのです。
ぼく達が普段何を食べるのか、そういう視点に立って世界を見てみるのも、大事なのかもしれませんね。(最近さまざまな流れを受けて、植物由来の食品が広がりつつあります)
植物由来食品の需要が高まる、温室効果ガスの抑制効果に期待 国連では、地球上の総人口が2050年に、97億人まで膨張するという試算を出してい…s.kabutan.jp
おわりに
今日は温暖化に対する世界の取り組みと、これらの原因となるものについてふれました。
自分一人がやらなくても別にいいか…
この考えを多くの人がもってしまうことによって、温暖化は加速するのだと思います。
温暖化問題は一人でも多くの人が目を向け、意識することによってしか食い止めることができない問題です。
だからこそ、今本当の意味で向き合うべき時がきているような気がします。
最後に
2019年、国連気候行動サミットの閉会式のスピーチでの事務総長アントニオ・グレーテス氏の言葉を紹介します。
「我々は気候危機との戦いに負けている。しかし、世界は目覚めた」
あなたは 目覚めていますか?
今日もここまで読んでくださってありがとうございます。
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