「Think ahead」
「Big picture」
この2つの言葉聞いたことありますか?
昨日、全国的にめずらしい科学コミュニケーターとして活躍されている
本田 隆行さんとお話する機会がありました。
本田さんがかつて務められていた日本科学未来館で、そこの館長である毛利衛さんから教えられた言葉だそうです。
「Think ahead」
今じゃなく、この先に何が起きるかを見越して物事を考えろ
「Big picture」
自分のことだけではなく全体を見て、その中で自分のすべきことを考えろ
この言葉を受けて、
ぼくが思う教育の今とこれから、その上で描きたい夢は何か
この点を整理し、みなさんと共有したいと思います。
目次
教育の今
教育はなかなか変わらない
コロナが日本中を襲って、社会のさまざまなところで価値の問い直しがおこりました。
教育現場でもそうです。
本来学校ってどういう場所?
学校でしか学べないことって何?
学校は突きつけられたんです。
これまでの一斉講義型ではだめだって
それまでも、そういう手法ではこれからを生きる子どもたちに本当に大切な力はつかないって言われていました。
だけど、コロナがさらに追い打ちをかけた気がします。
そうやって突きつけられた…
のですが、
やっぱり変わらない先生は変わりません。
未だにチョーク一本で授業をしている先生はいます(昔はそれがよかった)
でも、子どもたちのためになっていないってことが本当の意味で伝わっていないのでしょう。
そして、それに対して止める制度も特にありません。
どんな指導をしようが大きく評価されたり、逆にバツを受けたりすることはないのです。
どこまでいっても先生は個人の裁量で仕事ができてしまいます。
だけど、それを毎日うける子どもたちはどうでしょう。
子どもたちは学校の授業、先生を選ぶことができないのです。
将来の選択肢を知らず知らずのうちに狭められていたとしてもそれを子どもたちはどうしようもないのです。
先生がなかなか変わらないって現状を変えるためには制度自体にメスをいれる必要がありますが、これはぼく個人でどうこうできるレベルを遥かにこえています。(個人で変えられるならとっくに変わっています)
また、変わることを待っているだけでは、今の子どもたちに不利益です。
なんとかしたい、なんとかしなくちゃいけない。
そう思うわけです。
自信のなさ、ミライへの不安
これは以前の記事にもまとめましたが今の若者は自分に自信がありません。
そして将来の仕事や金銭面で不安を抱えています。
今もどんどん膨れ上がる国の借金、自分たちが負担する税金のこと、そして将来もらえる年金の少なさを考えると当然のことと思います。
しかし、それに対して学校ができる手立ては少なく、すべての学校でカバーする(指導内容にそれらの学習を入れ込む)ことは現実的に厳しいでしょう。
だからといってこのままでいいはずはありません。
誰かが動かないと何も変わりません。データで見る、若者の自信のなさと将来への不安【自分の子をどう育てるか】おはようございます。”おこめさん”です。 自分の子どもには人生を幸せに生きてほしい そして、できれば不安や心配をさせたくなkometaka.net
教育のこれから
長い時間がかかるでしょうが、授業の形もがらっとかわるはずです。(最後まで変わらない先生はいるでしょうが)
まず、学校でしかできないことがもう少し整理され いわゆる協働的(共同)な学習、学び合いなど集団でしか解決できない問いを先生が用意し、それに対してみんなで解決をはかっていく。
先生は、その場をファシリテーターとして進行していく。
その前提となる知識の部分はタブレットを使い、一人ずつが画面に向かって授業を受ける。その際も先生はサポーターとして教室を巡回し、ひとりひとりの躓きをフォローしていく。
このような学校の変化に対応して、学習塾もこの形式をとるところが増えていくと思います。(大学入試が変化するので、当然の流れだと思います)
対人を中心としたコミュニケーション能力や協同でものごとを解決していくスキルは学校や学習塾で十分身につくと思います。
また、学習内容としての9教科の基本的な部分は教わって卒業するでしょう。
しかし、学校で教わる内容に関しては世の中のニーズを拾いきれない状況は今と変わっていないはずです。
なぜなら、すでに現場の指導内容は限界まで膨らみ、これ以上何かをつめこむ隙間なんてないからです。
ミライの仕事なんて、誰も予想できません。
○○をしておけば一生安泰って価値観は今よりもっともっと古くなっていくでしょう。
子どもたちには、自分の足で歩んでいける実利的な知恵が必要なのです。
そして、このままでは子どもたちは義務教育で 社会で生きぬくために必要な最低限な知識を教わらないまま 放り出されてしまうわけです。
このままでは子どもたちの未来は明るいとは言えません。
また、子どもたちの自信のなさを根本的にかえる術は指導要領にはのっていません。あくまでも先生方の一人ひとりの腕にかかっていくのみです。
公教育として自信の底上げを保証することはいつになってもできないです。
ぼくが描く夢
これらを踏まえて、
1、公教育で教わりきらないけど社会で必要な知識、スキルを提供する
2、生活習慣をサポートし、正しい習慣をつけることで本当の自信をつけさせる
これが今の子どもたちに真に求められていることだと感じます。
学校現場を知っているからこそ、その限界もわかり、手が届かないところもわかる。(学校を出たあとの学習習慣は家庭に任せるしかない)
ぼくだからこそ、その隙間を子どもたちに提供できる
全国の子どもたちに。
オンラインの寺子屋を開き、できるだけ多くの子どもたちに伝え、その子たちのミライを明るく照らしたい。
ゆくゆくは同じような志をもった同志たちで、もっと広くもっと多くを支えていきたい。
これが今のぼくが描くビジョンです。
2021年、この夢を叶えるためにぼくは動きます。
応援よろしくおねがいします。