センス・オブ・ワンダー【知ることよりも大事なこと】

おはようございます。おこめさんです。

昨日、素敵な保育園に見学に行ってきました。

かえで保育園というところです。

学校をつくるってこういうことなんだなってたくさん学ばせてもらいました。

この保育園については後日改めて書かせていただきます(というのも二回目の訪問の予定も決まっているのです)

今日はここの園長先生が貸してくださった本

センス・オブ・ワンダーから感じたことをまとめていきます。

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おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、学校では教わらないけど大切なことを伝えるオンライン塾を運営

子どもたちへの一番大切な贈りもの

著者は「沈黙の春」を書かれたR・カーソンさんの遺作となった本

のちに映画化されるほど、人々の心に訴えたこの作品

ぼくは今回、初めて読んだのですが、

深く考えさせられることがありました。

それは

子どもにとっても親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない

ということです。

ものごとを知ることは、無理矢理にでも、あとからでもできる と

だけどそれ以上に、知りたい、もっと調べたい と思う土台となる

感じる心が必要であると
(もちろん、知ることを最上位の目的としているわけではなく、感じることそのものがすごく価値のあるもの)

これには心の底から共感しました。

雨の日も

子どもたちは外に行きたい、公園に行きたいといいます

ぼくはそういうとき、いつも連れて行ってやります。

かっぱを着て、長靴はいて

公園にいきます。

滑り台をしたいと言ったらさせてやるし

水たまりで遊びたがったら気が済むまで遊ばせます

ときには、目的もなく森の中を傘をさして探検したりすることもありました。

雨の日に滑り台をすべったらどうなるでしょう?

ズボンがビチャビチャになります。

おそらくうまく滑れないでしょう。(もしくはスピードがたくさんでるか)

でもこうしたことも子どもにとっては未経験なわけで

まずはやってみればいいと思うんです。

そうした先にはじめて感じることがあるし

そこで学ぶことがあると思うのです。

そもそも雨が降っているから今日はお外ダメ

としてしまったら、これらすべての好奇心や体験がすべて失われてしまうことになります。

それってどれだけもったいないことなんでしょう。
(とはいえ、外にいけないからこそ、中でできることを楽しみながら工夫してみる というのもまたありですよね)

そして、服が濡れる、靴が濡れるってことを心配することよりも

長い目で見た、経験や感動が味わえない ことの方が大きな損失に思えるのです。

今この瞬間に興味をもったことをさせてあげたいし、

今この瞬間にしか味わえない感動を味わわせてあげたい

家の前を裸足で歩きたいっていう娘をそのまま歩かせるのもこういう部分です。

熱いとか、冷たいとかも経験してこその感覚です。

それを大人の経験から先に知識として伝え、それに従わせるということにどうしても抵抗があるのです(もちろん命の危険があることなどは経験させてはいけなくて、そういうものは別として意識させる必要はありますが)

毎日、森にでかけています

子どもたちは何も言わなくても自然と毎日の森の変化に気づいていきます。

落ち葉が毎日少しずつ小さくなっていること

朝の草には水滴がたくさんついていること

草の長さによってそこに住む虫たちの種類が違うということ

木に止まっている虫たちも季節によって少しずつ変わってくるということ

鳥の声や虫の声、蒸し暑さなど

全部ひっくるめて子どもは全身で感じています。

今この瞬間に 言葉にしてないこともたくさんあるでしょう。

だけど、この方がいうように

これらの経験や自然から学ぶ感性を持つことは

子どもたちの将来に渡っての肥沃な土壌になり得るということです。

ぼくはこれまでなんとなく持っていたこの感覚をまさしく言語化されている本と出会えたことに

震える感覚を覚えました。

これが正解というものでは決してありません。

だけどぼくが大事だなって思っていることに共感してくれる(いや、ぼくが著者の考えに共感していた)ことに嬉しく思いました。

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

ブログ こめたか

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