おはようございます。”おこめさん”です。
テスト前に計画を立てる経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか。
だけど、計画を立てただけでほとんどその通りにいかなかった
計画立てる暇があったら勉強したほうがいい
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
確かにテスト前にトータル1時間くらいしか勉強しない生徒にとっては計画はほとんど無意味かもしれません(それこそ、計画してる暇を勉強にあてた方がいい)
だけど30時間、40時間勉強するって場合には、この計画の有無が日々の効率に大きく影響してきます。
ということで今日は、久しぶりに学校では教えてくれないシリーズ
「効果的な学習計画表の立て方」です。
小学生や中学生の子どもを持つ親御さんに少しでもためになればと思います(もしくは先生向け?)
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。子育て、教育に関して毎日発信中
目次
計画が必要な理由
1、決めた目標を達成しやすい
2、提出物などの課題を達成しやすい
3、勉強の都度、何をするのか考えなくてすむ
1、決めた目標を達成しやすい
計画をたてる一番の理由は目標達成率をあげることです。
計画はそもそも立てて満足するものではなく、目標を達成しやすくするために作るものです。
達成のために必要なことをリストアップし、時間を考慮しながらうめていく。
これによって、やらないといけなかったけど、時間がなくて手がつけられなかったというミスを大幅に減らすことができます。
また、立てた計画に対して、自分が今どれくらいの位置にいるのかを常に把握できるという点でも有効です。
2、提出物などの課題を達成しやすい
いわゆる提出物といわれるもので、中学校では大体テストの前後にこの課題が設定されていることが多いのではないでしょうか。
この提出物の達成率をあげるために、計画は有効です。
例えば、数学の提出物は全部終わらせるのに20時間ほどかかるとします。
この課題を計画を立てずになんとなくすすめていったとき、提出日前日にまだ10時間分が残っていた
となれば、課題提出の達成率はかなり低くなってしまいます。
逆に計画をたてておくと、20時間かかる課題をどれくらいのペースで取り組んでいけばいいのか、予め知ることができるので、達成率はかなりあがります。
3、勉強の都度、何をするのか考えなくてすむ
勉強するために机に座って、さて何をしようか
と考える時間が実は無駄だったりします。
一回の勉強につき3分悩んだとすると、それが2週間分たまると42分にもなります。
計画をたてると、この都度悩むという時間を短縮することができます。
計画の立て方
実際に計画を立てていく手順を紹介しますが、まず注意しなくてはいけない点があります。
それは、細かすぎないこと、詰め込みすぎないこと
です。
細かすぎる予定は行動を起こすには有効ですが、立てる時間が圧倒的に増えてしまいます。ここに2時間も3時間もかけてしまってはトータルでの効率が下がってしまいます。
詰め込みすぎないというのは、計画を立てたはいいけど、予期せぬ予定が入りその計画が崩れてしまうことを防ぐためです。ある程度の余裕をもたせた計画作成がモチベーション維持につながります。
1、目標を決める
これは以前紹介したSMARTゴールでの設定が有効でしょう。
S = Specific (具体性)
M = Measurable (測定可能)
A = Achievable (達成可能)
R = Relevant (関連性)
T = Time-based (期限)
次の定期テストまでに各教科の問題集を2周ずつして、数学80点、理科70点、国語80点、社会70点、英語50点をとる。
2、目標を達成したい理由を明確にする
これは勉強するモチベーションをあげるためにとっても大切な項目です。
ここで、そもそもなんでぼくはその目標を達成したいと思ったんだろうと、自分に問うことが長い目で見たときに主体的に学習に取り組むきっかけになります。
・前回の自分の点数を超えていきたいから
・それが達成できたらとっても嬉しい
・親や先生にも喜んでもらえるし、友達にも褒めてもらえるかも
こういう内在的な自分の気持ちを書き出し、目に見える形にしておくと毎日の学習への意欲が格段に上がります。
また、
・〇〇高校に入りたい。
というような理由を書いた場合、なぜその高校に行きたいの?
という「なぜ?」の深堀りをすすめることで、更に勉強への意図が明確になります。
これをきっかけに自分のキャリアについて真剣に考えられることも大きな価値があります。
3、目標達成のためにやるべきことをリストアップする
これは箇条書きでいいです。各教科、どんな勉強内容をするべきなのか、すべて洗い出していきます。
理科 教科書(音のこと 凸レンズの作図) 問題集(P10~P40)
数学 教科書の問題 問題集(P12~P30)
4、ゴールまでに残されている時間を明確にする。
これは計画表の作り方にもよりますが、一日のうち、そもそも勉強にあてられる時間が何時間あるのかを具体的に考えておくことが大切です。
例えば、毎日勉強頑張ろう!と思っていても
夕食の時間やお風呂の時間、習い事の時間、就寝時間を考えていくと、意外と2時間しかない
なんてことがよくあります。
曜日ごとに放課後の使い方が違う場合は、それも考慮して考えていくといいでしょう。
5、残された時間枠の中にやるべきことを当てはめていく
あとは、時間枠の中にやるべきことを分割してあてはめていくだけです。
この際、最初に書いた 細かすぎない、詰め込みすぎない を意識しないといけません。
計画が長続きしない理由は計画倒れになり、自暴自棄になることが一番の原因だからです。
まずは、自分でたてた計画をきちんとこなせているという充実感を味わえるくらい、達成可能な計画を意識するようにしましょう。
おわりに
計画を立てることにおいて、大事なのは目標達成率をあげることです。
計画をたてて満足、もしくはどうせうまくいかないからそもそも計画を立てない
というマインドをなくすことが大切です。
何事も簡単なところから初めてみる
この第一歩が大事ですね。
今日もここまで読んでくださってありがとうございます。
また、いつも スキ いいね コメントありがとうございます。
これからもどうぞ、宜しくおねがいします。