若者が政治に関心を持つべき理由【なめられっぱなし】


おはようございます。おこめさんです。

政治って何なの?
政治はどうでもいいよ。選挙にもめんどくさいから行かなくていいや



そんな声に対して、あなたはどう答えますか?

相手が他人だったら必死に伝える必要がないですか?

それが我が子でもそう思いますか?

少なくとも子どもにはある程度説明してあげたいって思いませんか?

今日はいつか来る、そのときに備えて、
なぜ政治というものがうまれ、なぜ選挙に行くべきなのかをまとめていきます。

学校では教えてくれないシリーズ 政治入門編です。

おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。子育て、教育に関して毎日発信中


参考文献


https://www.amazon.co.jp/14%E6%AD%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%85%A5%E9%96%80-%E6%B1%A0%E4%B8%8A%E5%BD%B0/dp/4838730616

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起です。



政治の原点


多くの人が共にくらす社会では、それぞれの要求がぶつかって問題が起きることがあります。

その問題がおきるたびにどうしたらいいかを考え、ルールを作っていくこと。

これが政治です。

例えば、
ものが盗まれて困っている→ものを盗むと罰を受ける

誰かに一方的に叩かれた→相手を傷つけたら罰を受ける

のように、みんながされて嫌なことを防ぐためのルール、これを作っていくのが政治なわけです。

(法律というルールでは、決まりに対しての罰則も一緒に作られることが多いです。)


このルールは誰か一人が決めるという方法もありますが(王政)、全員の意思を反映させたものにしたいのなら、全員が参加して決めることが必要です。

だけど、国民全員が参加することは現実的に厳しいです。
(日本だと、人口が1億人。どこに集まる?どうやってその声を整理する?そもそもこのやり方でルールは決まる?)

そこで、ルールを決める人を選ぶ という方法がとられるようになったわけです。

自分たちの声をひろってくれて、かわりにルールづくりに参加してくれるようにする。

このような理由で今の仕組み(選挙で政治家を選ぶ)がとられているわけですね。


政治家は誰のためにはたらくか


政治家は街の人々に投票してもらって選挙で当選できてはじめて仕事をすることができます。
当選しないとはたらけないわけです。

こうやってなんとか働けるようになったとき、誰のことを一番に考えて働くか 
を考えると、もちろん自分に投票してくれた人たちのために働きますよね。
その人たちの支持で今の自分があるわけですから。

では投票してくれた人ってどんな人でしょうか。

今の20代の投票率は33%、60代の投票率は72%です
投票率だけとっても、これだけの差があるわけです。

衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移

人口推計の結果の概要

人口でいうとそれぞれ1500万人、3622万人です。

人口と投票率をかけると

20代は495万人、60代は2607万人

となり、圧倒的に投票する人数は若者よりもお年寄りの方が多いわけです。

そもそも人口比率で完全に負けている若者が投票にもいかないというと、誰も若者のための法を考えてはくれません

若者の働き方、育児などに関して改善をすすめる法、すべてにおいてお年寄りに関する法よりも後回しにされがちになってしまう理由が見えてきますね。

お金の使いみち

ちなみに政治家が普段使っているお金のほとんどは税金という形で国民全員から集めたお金です。

そのお金を正しいところに正しく使ってもらわないと、損をするのは払っている側の人間です。

そういう意味でも投票に行くということで 

きちんと監視をしているぞ!

というアピールがいかに大切かが見えてくると思います。

そして忘れてはいけないのが使えるお金は限られているということです。

今の日本の年間の予算は100兆円です。

この限られたお金をどこに使えば一番投票してくれた人に恩返しができるかを考えるわけです。(もしくは次の選挙でも投票してくれそうな人に恩を売る)

ちなみに教育に関する予算は5兆円、社会保障に関する予算は35兆円です。

高知県知事だった橋本大二郎さんがこんな言葉を残しています。
「高知県の将来のことを考えるとサッカー場をつくるほうがいいけれど、次の選挙のことを考えたらゲートボール場をつくる」と

日本の将来を考えることは政治家の人たちはもちろんやってくれています。だけど、現実問題として自分が政治家でいられないと働けないわけです。

これによってどうしてもお年寄り優先に動いてしまうわけですね。

国の借金

日本という国は毎年実は借金が増えていっています。

今の借金は1000兆円です。(うまい棒100兆個分、プレステ5が200億個)

しかも毎年100兆円ほど借金を増やしています。(もちろん毎年少しずつ返済してますが、借金の方が多い)

借金というのはいつか返さなくてはいけません。

そんなことは誰もがわかっていることです。

だけど、どうしてこうなっているかというと、今の政治家の人たちの責任で返さなくてもいいからです。

今すぐに返すものではなくて、いつか返します

というものだからです。

いつかとはいつでしょう。

そうです。今の政治家の人たちが退いた将来、今の子どもたちが大人になった将来

なんです。

だけど、子どもたち(若者)は政治に興味がないし、投票率も低いし、そんなことにいちいち反応してこないだろうと

思われているんです。

簡単にいうと今の若者はなめられているわけです。

ここまで言われると、おい!!ってなりませんか?

ぼくはなりました。

だから絶対に選挙にはいくべきなのです。

ちなみに政治活動は14歳でもできるそうです。(投票は18歳から)
候補者や政党の公約を比較したり、今の政治家のやり方に意見を言ったり、デモや集会に参加することはできるのです。

投票のハードルを下げる

最後に実際に投票にいくときの一番のハードル


どの政党がいいのかわからない。

これに関するツールを紹介します

JAPAN CHOICE

このジャパンチョイスというサイトでは、

意思決定にハードルのない社会を

をテーマに、候補者、政党の比較や予算の使いみち、これまでの公約の実現度までまとめてくれています。

こういうものがあるとより政治に関心を持ちやすいですよね。

若者は若者の得意なもの(ネットでの情報収集)を使って、政治に参加していきたいものです。

(ぼくはジャパンチョイスの回し者でもなんでもありません。中田敦彦さんの動画で最近知ったので紹介しました)

今日もここまで読んで下さってありがとうございます。

このように毎日1000〜3000文字の教育や育児に関する記事を投稿しています。

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