若者が一番悩んでいるのはお金のこと【金融教育が必要である理由】

おはようございます。”おこめさん”です。

みなさんが今頭の中に抱えている悩みって何ですか?

・夫婦(恋人)関係
・友人関係
・お金関係
・健康のこと
・容姿のこと
・政治、社会のこと
・自分の将来のこと
・就職(転職)

同じ質問を日本の若者にした調査によれば

若者が抱えている悩みの一番は”お金のこと”(79.3%)だそうです。

今日はそんなお金のことについて、ぼくなりにまとめていこうと思います。

学校では教えてくれない「金融教育の必要性」です。

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。

おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、オンライン塾を開校予定。夢:全国の子どもたちに習慣を通して自信をつけさせること、学校では学べないことを伝えて視野を広げさせること。
子育て、教育に関して毎日発信中

調査結果から見えてくること

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まず、さきほどのデータどこからのものかというと内閣府が平成28年度に13歳~29歳までの若者に対して行った調査の結果です。

全体をみると次のようになっています。

若者悩み

(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 内閣府平成28年度)

友人関係での悩みよりも、

自分の性格の悩みよりも

お金の悩みがトップにきているのです。

国別で見てみると

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韓国についで二番目に悩みを持っている層が多いことがわかります。

では、そんな韓国と日本に共通していることは何でしょう。

学校での金融教育が消極的であるという点です。(これらは家庭においても同じ傾向が見られます)


https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikatsukeizaigaku/44/0/44_43/_pdf

反対にアメリカやイギリス、フランス、ドイツなどの国々では子どものころからお金の教育に力を入れています。

むしろ、子どもに金融教育を学ばせるのは当然との理解すらあるそうです。
(最近見た厚切りジェイソンの子育てにおける金融教育が衝撃的でした)

親を含め、教育に携わる大人はこの状況を直視する必要があるのだと思います。

若者の悩みは負の連鎖

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若者がもつ、お金についての悩みは今に始まったことではありません。

この調査の5年前も75.9%と相変わらず高い値でした
(ですが、確実に増えてはいますね)

この流れは親世代もお金に対する知識が不足していたことが原因ではないでしょうか。

親も学校で習ってきたわけではないので、子どもに対してできるお金の教育は、消費者としてのマナーやルール、騙されないように、お金を大切に使うなどに留まるのだと思います。(むしろ、お金の教育に対してマイナスなイメージを持ち、それが子どもに伝わってしまっていることさえあるかもしれません)

実際のお金が持つ価値や、保険やローンの仕組み、貯蓄と投資の違い、会社員が支払う税金について などなど

伝えられていないことがたくさんあります。
(もちろん、何歳にどこまで伝えるべきかは考える必要がありますが)

つまり、学校で扱わないことによって、これらの教育が家庭に丸投げされ、丸投げされた家庭にもそれを担うだけの知識がなく、この負の連鎖が続いてきてしまったのだと思います。

そもそも人生において、お金について不安に思ったことがない人なんてほとんどいないと思います。

だれしもがどこかでお金について考え、お金のことを考えるが故に夢を諦めるって人も多いと思います。

それだけお金は人の人生に大きな影響を与えるものなのです。

しかも、若者にのしかかる年金などの税負担を考えると、これからもお金の悩みをもつ層はこのままだと増加していくことが考えられます。

悩みに真剣に向き合うべき時

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これだけ多くの若者が持つお金についての悩みに我々大人は真剣に向き合うべき時がきているのだと思います。

子どもが恋愛について悩んでいたら真剣に相談にのってあげますよね?

勉強について悩んでいたらあの手この手で解消したいって思うじゃないですか

そんな子どもたちが、お金について 悩んでいるんです。不安を抱えているんです。

だからこそ、我々親や教育に携わる大人がお金について正しい知識と経験を身につけ、しっかりと伝えていく必要があるのだと思います。

ぼくもYouTubeや書籍などで一通り勉強をしました。

その上で保険などを含めた支出の見直し、生活防衛資金の上での投資を始めました。(次はFPの取得を考えています)

投資とか株と聞いたときに怖いイメージしかない人が多いのはわかりますが、それは正しく学べていないからだと思います。

親世代にもそういう部分からの学びが必要だし、それを子どもたちに伝えていく必要があるのだと思います。

もちろん、公教育でここを担えたら家庭の負担もなくなり、全体の金融リテラシーがあがることが期待できます。(少なくとも若者のお金の悩みは減少します)

だけど、公教育での導入を待っているだけでは何も変わらないと思います。

まずは大人が学ぶ、そういう姿を見せることが大事な気がします。

ちなみに僕が今年開校予定の塾でもお金についての講義も行います(もちろんこれだけではありませんが)

学ぶ時間がないけど、子どもたちにはきちんと伝えてあげてほしい、

そういったニーズに答えたいとも思うわけです。
(最後はちゃっかり宣伝。。)

そしていずれはこのような教育がスタンダードになればいいなと思うわけです。

おわりに

今日は金融教育についてでした。

日本では お金の話=汚い、銭ゲバ ってイメージがまだまだある気がします。

だけど お金自体は汚いものでもなんでもなくって、汚い使い方をする人がいてしまうっていうことだけなんです。

包丁だって大多数が正しい使い方を知り、その通り使っているけど、わずかに間違った使い方をしてしまう人がいるってのと同じです。

正しく知ることが大切なのに、一部から入ってくる怖い、汚いって情報だけを鵜呑みにして学ぼうとしないことはとってももったいないと思うわけです。

今日の記事を読んで少しでも学んでみようと思ってくださる方が増えればいいなと思います。

それが最終的に子どもたちの未来を支えることにつながると思います。

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

また、いつも スキ イイね フォロー 本当にありがとうございます。

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

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