人の名前が覚えられない?【KGBスパイ式記憶術が解決します】

おはようございます。”おこめさん”です。

タイトルのような、お悩みありませんか?

ぼくはめちゃくちゃあるんです。

毎年200人以上の生徒に対して授業をする際、一番の悩みは顔と名前が一致しない問題でした。

ただ、先生は一度覚えてしまえば、卒業までの3年間ある程度は安定する、という面もあります。

営業など普段からたくさんのお客さんと接する機会がある人は、さらにこんな悩みを持ってるのかなって思ったりします。

そして、名前の覚え方なんて誰も教えてくれないことですよね
(先輩がその人流のやり方を教えてくれることもありますが)

ということで、今日は学校では教わらない「人の名前を覚える方法」です。

根性で覚えろ、優しさや思い入れが足りない!って怒られる、そんな経験をされたすべての方に贈ります(はい、ぼくです)

参考

KGBスパイ式記憶術

おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。

KGBってそもそも

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ソ連国家保安委員会の略で(カーゲーベーとよばれるそう)
資本主義諸国における諜報業務やスパイ、破壊工作などを行っていた組織だそうです。

いわゆるスパイ映画にでてくるスパイの本物版ってやつです。

そんなスパイと記憶術がどう関係しているのかというと、誰かになりすまり潜入するような任務では、なりすます相手の趣味や習慣、過去の情報などすべてを頭にいれて、さも本人かのように振る舞えるようその情報を瞬時に出すことができないといけません。

他人の生まれ育った環境などをすべて記憶し、瞬時に出せるようにするために「記憶術」という確立された方法を利用していたそうです。

記憶の方法

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記憶を効果的に短期記憶から長期記憶に移行させるためには次の3つの原則があるといいます。

①関連付ける
②感情を伴わせる
③視覚化する

さらにこれらすべてを使ったストーリー記憶法というものが有効だそうです。

次にこれらを人の特徴を覚える場面に応用してみます。

人への応用

まずその人の容姿の特徴をしっかりと観察する。

その人がイメージしやすい容姿の特徴を、できれば髪型のような変わりやすいものではなく、顔のパーツのように変わらないものとしていくつかあげていきます。

ここでの観察ポイントは

・肌の色
・おおよその年齢(5歳の幅で)
・身長
・体格(小柄、中肉、がっしりなど)
・額(広さ、横顔)
・顔の輪郭(丸顔、長方形、台形、三角形)
・顔のふくよかさ(細い、普通、ふくよか)
・眉毛(濃さ、形)
・目(位置、色)
・鼻(長さ、幅、形)
・口(大きさ、口角)
・唇(厚さ、上唇と下唇の位置)
・耳
・(髪やひげ)
などがあります

似顔絵を描くのがうまい人は自然とこういった情報を観察し、そのポイントに絞って描いたりしているのでしょうね。

ぼくの場合はつい、なんとなくの見た目 とかしかその人の特徴を見れていなかったように思います。

次に、その人の容姿の特徴と 名前自体を結びつけていきます。

このとき、簡単なストーリーをつくり、それを視覚的に想像し、そこに自分の感情を伴わせていきます。(どういうこと?はい。やってみましょう)

練習

ちょっと一緒に練習してみましょう(完全に自分のトレーニングのため)

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例えば、この人の名前を佐藤 一歩(はじめ)さんとします。
(写真はAIが作成した架空の人物、名前ももちろん架空です)

職業は、清掃員
奥さんと子ども2人(女の子と男の子)の4人家族
趣味はスキューバダイビング

これらの特徴、名前、容姿を結びつけて覚えてみましょう。

顔の特徴は
えくぼがある
眉が濃い
鼻が凸型
口角が上がっている
あごがシャープ

などがありそうですね。

ここからはストーリーです。

どんなものでも構いませんが、なるべくインパクトのあるものがよさそうです。

例えばこんな感じ、

あなたはシャープのビルにきました。大企業ですから入る前にビルの一番上まで見上げると首がいたくなるほどでした。(感情)
足を一歩踏み入れると、中にはたくさんのお掃除ロボットがフロアを掃除しています。ただ、一箇所ロボットが避けている場所がありました。溝です。フロアに一箇所だけ溝があいていたのです。こんなにたくさんのロボットを導入する前に溝を直したほうがいいだろと内心思いました。(感情)
さらにフロアを観察すると男の子と女の子の兄妹が小さな水槽の前で口喧嘩(二人いる)をしています。横にいるお母さんは砂糖をえさをあげるかのように水槽にパラパラといれています。
「これはお父さんだ!」「いやお父さんじゃない!」そんな声が聞こえてきます。よく見ると水槽の中を泳いでいたのはスキューバダイビングをしている小さな男性でした。

どうでしょう。

かなり突拍子もないストーリーですが、このようなストーリーを考え、頭の中で一度でも再生してあげると、記憶の中に強く残りやすくなるはずです。

大事なことは、

関連付ける
感情を伴わせる
視覚化する

この3つを踏まえたストーリーをつくって頭の中で再生するということです。

このようにフルネームをその人の様々な特徴を踏まえながら記憶するという場面は少ないかもしれませんが、たとえば名字を顔と一致させるくらいであればストーリーもパッと作れるはずで、これを繰り返すことで名前を覚えることができます。

おわりに

今日はぼく自身の長年の悩みであった「人の顔とか特徴、名前が覚えられない」ということに対するアンサー的な形で記事にまとめました。

まだあまり使う機会はありませんが、これから出会う方をしっかりと覚えておくためにこの方法は頭に刻んでおきます。(子どもたちの保育所の先生の名前はこれで覚えました)

記憶術といえば、忘れちゃいけないのが勉強への応用ですよね。

実は暗記術、記憶術に関する本をあと2、3冊読んでから記事にしようと思っているので、勉強に関するものはもう少し後に記事にする予定です。

今日ここまで読んでくださってありがとうございました。

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