おはようございます。”おこめさん”です。
昨日、久しぶりに子どものイライラがマックスになりました。
きっかけは些細なことでしたが、約1時間ほどじっくり時間をかけて接しました。
ここらへんの対応、奥さんは本当にスペシャリストだなって思っていて、関心させられることばかりです。(育児本何冊読んでるの?ってくらい読んでます)
ということで今日は昨日あった長男とのやりとりから考える、子どもの自己肯定感を育む方法を紹介します。
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。子育て、教育に関して毎日発信中
参考
目次
イライラまでの流れ
夕方、家の前で長男とボールで遊んでいました。
「これが終わったらお風呂に入ろう!」
の約束と共に。
ボール遊びが一通り終わったので、家に入るなり、長男はすぐにお風呂に向かいます。
一階では長女が奥さんとテレビ(みーつけた)を見ていました。
「あとから来てねー」
の声掛けをして、ぼくと長男はお風呂へ。
二人でお湯のかけあいなどを楽しんでいると、奥さんが泣いている長女を抱っこしてお風呂の前に来ました。
「お風呂入りたくないんだって」
長女はまだ喋れませんが、服を脱がそうとしたら大泣き。そもそも抱っこから離れようとせず、別の場所にいけと お風呂の外を指差します。
それを聞いた長男は
「いや~や~!!」
こっから長男のイライラが高まります。
「一緒に入りたい~」
「〇〇ちゃんだけずるい!!」
長女におもちゃを渡して入らせようとするも長女も号泣。
やっぱりお風呂は入りたくないようです。
それを見た長男も号泣。
お母さんと入りたい気持ちもあるのだろう。
そう思って、僕は奥さんとバトンタッチして奥さんが長男の話しを聞くことに。
長女は相変わらず号泣中。
お腹がすいているのかも、おにぎりを作り口に運ぶも、泣きすぎてそれどころじゃない。
ずっと泣いています。
長男はなんとか泣き止み、自分なりに解決策を考えて長女に伝えたいと。
まずは、長女をおもちゃで誘う作戦(トーマス)
長女、号泣。
あとは無理やり入らせるか、諦めるかの二択。
最後はなんとか諦めがついたようで、「明日は絶対入ろうな!」
で決着。
このやりとりが1時間くらいつづきました。
(途中長女も泣き止み、少しのご飯タイムもとっていました。)
ここで関心させられたのは、やっぱり奥さんの接し方。
長男が感情を全面に出したことをまず認める。
長男の気持ちに耳に傾け、その気持ちに理解を示す。
そして、どうするべきか一緒に考える。
押し付けではなく、自分の中で落とし所を見つけさせる。
あぁ、これ本で読んだ自己肯定感を高めるのに大切なことだ
(こんなことが頭をよぎるぼくは変です。)
ぼくも自分なりに意識してそうするようにしていますが、いざイライラマックスの子どもを目の前にすると…
これをやってのけるのはすごいなった思うわけです。
次に 子育てベスト100 より 自己肯定感の育み方について いくつか紹介していきます。
安心して発言できる場所へ
自分がどんなときも親は受け入れてくれる。
イライラしている自分も受け入れてくれる。話を聞いてくれる。
子どもには無条件でそこにいられると感じさせることが大切です。
アドラーも 「子どものころから本音を言わず、周囲の空気を読んで同調することを繰り返してしまうと、自分を信頼できなくなってしまう」と指摘しています。
こうならないためにもまずは率直に自分の考えや感情をさらけだせる安全な場所が必要ということです。
「こんなことを言ったら怒られるかも」
といった周りを理由に自分を制御するのではなく、自分自身の思いに子ども自身がしっかりと寄り添って、本当の心の声に耳を傾けられることが大切です。
(もちろん発達段階によってはそのような視点も必要になりますが、まず一番は自分の心の声です)
ありのままを受け入れ、子どもが本音を押し殺さないようにすることが大切です。
このとき、親のアドバイスを押し付けないという点も大切です。
せっかく子どもが自分の本音に気づけても親からのアドバイスを押し付けられ、その通りに動かないといけない となれば、そもそも心の声に耳を傾けようとせず、親の言うことを待つ子になってしまいます。
自分を信頼する心を持てなくなります。
要求ではなく気持ちを受け入れる
発達心理学者 秦野悦子教授は
「子どもの気持ちを受け止める」ことと「子どもの要求を受け入れる」ことは別だといいます。
子どもが駄々をこねたり、自分の要求を曲げないときは、まず子どもの気持ちを受け止め、認めます。
そうして子どもに「自分は認められた」と安心させてから、要求を聞き入れられない理由を説明したり、なんでそう思ったのかを聞いたりしていけばいいそうです。
特になんでそう思ったのか、本当の理由を聞いていくということが大切で、これによって自分の心の声に気づけるようになっていきます。
そして、親も一緒に解決の方法を考えてあげましょう。
このとき、子どもが自分を冷静に見るために(落ち着かせるために)場所を変えたり、ぎゅっと抱きしめて安心させたりすることも効果的だといいます。
比べない
他の子と比べない
これを繰り返すと子どもは他の人と比べた自分の存在を意識するようになり、他の子よりも優れていない自分なんて…とますます自分を嫌いになってしまいます。
そして、他の子と比べる ということには限界がないというのも問題です。
クラスで一位でも学年では○○より劣っている
学年で一位でも市内では○○の方が上
というように際限なく比べることができてしまうのです。
勝負の世界では一定そのような考え方も必要かもしれませんが、親が自分の子供を他の子と比べて値踏みするというのは基本的にはやめたほうがいいということです。
人は比べられるような単純なものでなく、複雑で一人ひとり違うのだということ。そして、子どもによって成長の仕方や速さも違うということを心に留めておくことです。
親と比べない
自分ができていたのだから、これくらいは
ふとそう思った瞬間に口に出していませんか。
親と子どもは違う一人の人間です。
親ができていたから子どもができるとは限りません。
逆に親ができなかったことを子どもができることだってあるわけです。
また、自分が成功しなかったことを子どもに託すのは親のエゴです。
子どもの将来の幸せは、子ども自身が人生を通して見つけていくものです。
世の中が劇的に変化しているいま、大人の尺度や判断がこれからの世界でも通用するという保証はどこにもないことを肝に命じておく必要があります。
おわりに
昨日のお風呂事件から急遽自己肯定感についてまとめてみました。
育児に完璧はありません。
正解もありません。
だけど、研究が進み一定の成果があって信頼できる方法などは知っておいて損はないと思います。
その上で親として大事にしたいこと
伝えていきたいことを伝えればいいと思うのです
一人の子どもを育てるって本当にすっごい仕事で、それに対して学びを怠るのはもったいないなって感じるのです。
もし、興味がある方は一度 参考文献「子育てベスト100」を手にとってみてはいかがでしょうか。
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