失いつつあるもったいないの精神【世界のために今自分ができること】

おはようございます。”おこめさん”です。

今日は久しぶりに胸が熱くなる本に出会いました

ぼくらの地球の治し方  です。

世界はつながっている、この人の言葉にはっとさせられました。

ものを大切にする、そんな当たり前の価値観。

その価値観の、本当の意味を教えてもらえた気がします。

ということで、学校では教わらない「もったいないが世界を救う」編です。

おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。

もったいないばあさん

この絵本、ご存知ですか?

ぼくは子どもに読み聞かせをしながら、「これはいきすぎじゃない?」って思ってました。

例えば、
みかんの皮を捨てるのがもったいない
→天日干しをしてからお風呂に入れる

紙を丸めてすてるのもったいない
→丸めた紙を伸ばして色を塗ってダンボールに貼れば立派なおもちゃに!

電気をつけるのもったいない
→暗くなったら寝るだけさ…

という感じに。

昔はこうだったんだね、くらいに受け取っていました。

だけど、「ぼくらの地球の治し方」この本を読み進めている内に、こういう感覚こそが今求められているのかも、そう気付かされたのです。

世界はつながっている

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世界には栄養状態がよくない人が10億人以上いると言われています。(日本10個分)

このサポートのために世界中から集められている食料が320万トン。

320万トンと聞くと、なんだか多そうな気がします。

だけど、日本に目を向けると食料の年間の総廃棄量は1900万トンだそうです。

その内、食べられるのに捨てられている食料は642万トン。

つまり、支援するために送られる食料の2倍近くを日本は捨ててしまっているのだそうです。

食べすぎて病気になってしまうこの国の現状、おかしいと思いませんか?

たくさん作ってたくさん捨てる、この問題は他人事って言えないと感じたのです。

さらに、服の廃棄問題もあります。

日本では服が年間36億着輸入されているのに、そのうち捨てられているのは31億着だといいます。(ほとんど捨ててる)

服となると、あまりピンときませんか?

ただ、もったいないって気持ちの部分だけじゃないんです。

世界はつながっているんです。

今着ている服はどこの国の誰がつくったものでしょうか。

今日飲んだコーヒーは誰が収穫したものでしょうか。

家の窓枠のアルミはどこで誰が発掘したものでしょうか。

生活を支える電気を作る石油はどの国から送られているのでしょうか。

実はわかりやすく目に見えないだけで、身の回りのすべては世界中のだれかによって作られたものなのですよね。(ぼくも考えさせられました)

そして、たどっていけば炎天下の中、低賃金で働いている誰かにいきつくんです。(だからこそ、安く買えている)

でもその誰かにもぼくたちと同じように家族がいて、ぼくたちと同じように幸せになりたいと思っているのです。だけどその人たちの生活は軽視され、搾取が繰り返されている。

これを思った時にもったいないばあさんが頭に浮かびました。

お金を払えばまた買える。だから捨てても全然いいよね。

そうじゃないってこと。

昔の日本はお金もなく、買うこともできない、だから物を大切にする。そんな文化があったように感じます。(あとは八百万の神)

今の日本はものに囲まれ、ある程度のお金があり、お金がないから大事にするという人は少なくなってきています。

「どうせ100円だし、捨ててもいいでしょ。」

そうやって簡単に物をすてます。
(もっというと、簡単に捨てちゃうものを買ってしまってるんですよね)

ぼくが大事にしなかったこれは、一生懸命働いた誰かのお陰で目の前にあるんですよね。

なんでここまで安くいろんなものが買えるのか、考えてみると反省することばかりです。

ぼくたちの生活はこういう人たちの支えの上でなりたっているってことを忘れちゃいけません。(価値観を変えることが一番大切)

今わたしたちにできること

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環境問題を考えたときにぼくたちに残された期間はたったの9年といいます。(2030年)

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/features/z0508_00199.html

この地球は未来に生きる子どもたちからの借りもの

社会問題も環境問題もすべてつながっている

これらの問題に対しては全員が当事者

自分は関係ないって言える人は一人もいないんです。

そこで藤原ひろのぶさんはこう提案します

・肉を減らそう(特に牛肉)
・家庭内での節電を
・公共交通機関を使おう
・プラスチック製品を減らそう
・何を買うかを考える(EARTHおじさんより)

だれかを批判することは簡単。

誰かがどうにかしてくれるのを待つのも簡単。

だけど残された時間は少ないんです。

今一人ひとりの意識を変え、行動を変えることで、まわりまわって世界をよくするんですよね。

ぼくたち大人が変わらないといけない

そう突きつけられている気がします。

おわりに

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これからはこの感覚こそが仕事をするにおいても非常に大切になってきます。

テクノロジーの進歩によって、環境問題や社会問題を解決することが仕事に直結しやすくなってきたからです。

ビジネスの視点だけ持っている人にはそういうアイディアは生まれてきません。

大事なのは、世界がつながっていて、どこかの誰かをなんとかしてあげたいって思える優しさ。

ただお金を稼げばいいやって人が淘汰される未来が近づいてきています。

これまでただのいい人 で終わってきた人たちに本当にお金が集まりだしてくる。

そうするとたくさんの人の価値観がガラっと変わるのでしょう。

取り残されないためにも、今自分になにができるかを考え、動いてみましょう。

ぼくは、ものを大事にします。。何を買うかちゃんと考えます。。(牛肉を減らすはやってます)

https://note.com/embed/notes/ncc4966b8e640

https://note.com/embed/notes/ne52bbc1c919b

今日も読んでくださってありがとうございました。

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