おはようございます。”おこめさん”です。
昨日の記事では暗記の必要性について考えてみました。
大人であっても何かを覚えないといけないタイミングはあるものです。
パッと覚えるという意味では以前紹介したKGB式記憶術を参考にしてください。
ただ、資格試験などでしっかり勉強しないといけない、という場合もあると思います。
これまでも暗記については何度か書いてきましたが、結局どんな方法がいいの?という視点から改めて整理してみたいと思います。
学校では教えてくれない「長期記憶に効果的な暗記方法3選」編です。
参考
東大生の勉強法カタログ-8人の東大生が教える100種類の勉強法
最強の暗記術 ~あらゆる試験・どんなビジネスにも効く「勝利のテクニック」~
おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
目次
暗記のポイント5つ
これまで読んできた本の中から暗記についてのポイントをまとめると以下のようになります。
①人の脳には思い出そうとしたときにこそ、定着しやすい
②情報にたくさんのつながりをつくる方が、思い出しやすい
③人は視覚情報の方が有意に働くので、ビジュアルごと覚える方がいい
④感情が伴うと記憶に残りやすい
⑤5感を使うと記憶に残りやすい
これらを踏まえた具体的な暗記法(とくに長期記憶に残す方法)について以下に紹介していきます。
暗記法1 誰かに教える
もうここは外せません。
でもよく聞くこの方法、なぜいいんでしょうか。
それは暗記のポイントの①~⑤まで全部を使える方法だからです。
例えば、理科のアブラナのつくりについて教えようと思ったら
簡単なイラストを紙に書いて(③、⑤)
花のつくりの名前について書き込みながら説明をしていきます。(①、⑤)
この時、名前を紹介するだけでなくその働きや他の植物ではどうなっているかも伝えていくようにします(②)
こうして伝えおわったときにフィードバックをもらうと「嬉しい」とか「悔しい」とかの感情が呼び出され、より記憶が定着しやすくなります(④)
伝え方を工夫さえすれば、暗記のポイントのすべてを使うことができます。
こんな時間を定期的にとるだけで記憶の定着率がぐんと変わります。
ただし、最初から完璧に教えないといけないと考えると、逆効果です(勉強がしたくなくなる)
なので、まずは4ページ勉強して、その内容を誰かに教える、ことを繰り返す のように細かいスパンで教えることを習慣にするといいでしょう
(教える相手がいない場合、ラバーダック法というアヒルのおもちゃに教えるという方法もあります。アヒルじゃなくても可)
暗記法2 付箋を家のあちこちに貼る
これもかなり有効な覚え方です。
覚えたいことを付箋に書き出していき、それらを家中あちこちにはっていきます。
貼り終わったら、それらすべての場所を通過するようにぐるぐると家を歩きまわります。このとき付箋の場所を通るタイミングでその言葉を声に出していきます。(例 玄関の傘立て→柱頭 テレビラック→子房 )
家の場所に覚えたい言葉を結びつけることで、ただの語句がビジュアル化できます(②、③)
さらに歩きながら声に出すことで五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)が刺激されます(⑤)
大抵は家中に貼ってある付箋に対して、家族から「ここは邪魔だから別のとこにして!」とか「ここにこの言葉を貼るのは面白いね!」のようになんらかの言葉かけをうけます。これが自分の感情をゆさぶることにつながります(④)
覚えるために歩かなくても生活している中で自然と目につくので、その都度思い出そうとします(①)
ただし、英単語などたくさんの数覚えないといけないことには使いにくい手ではあります。
次に英単語や漢字など覚える数が多いものに対しての方法を紹介します
暗記法3 とにかく視覚化する
漢字や英単語、古文・漢文の語句の意味などすべてに使える方法です。
基本的に漢字や英単語などについては、5感をフル活用しながら覚えるというのが有効です。(⑤)
例えば、スクワットをしながら覚えたい語句を声に出す。
机に座って声に出しながら、ひたすら書く
などです。
このとき2ページ覚えたと思ったら、簡単にテストしてみるというのも大切です。(①)
ですが、なかなか覚えにくい単語ってどうしてもありますよね。
そういうときはグーグル検索を使って、その言葉からヒットした画像の中から印象的なものを一つ決めて、その画像と語句をセットにして覚えるという方法です。(④)
選ぶ画像はできるだけインパクトのある、感情がゆさぶられるものがいいでしょう(④)
あとは、その画像を頭に浮かべながら声に出してその語句を書くようにします(⑤)
おわりに
今日は暗記の具体的な方法について紹介しました。
覚えなくていいのなら、それに越したことはありませんが、資格勉強のときなどどうしても覚えておかなくちゃいけないことってありますよね。
そういうときに今日の記事を参考にしてもらえたら幸いです。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。