おはようございます。”おこめさん”です。
タイトルの通り、昨日は午後から教育ITソリューション EXPO
に行ってきました。
教育ITソリューションEXPO
大学、小・中・高、教育委員会、塾・予備校、専門学校などの職員、教員が来場する教育分野 西日本最大のICT総合展。
ICT機器、デジタル教材、業務支援システム、教育コンテンツなどが一堂に展示され、授業・講義や学校義務におけるICT環境向上のための比較検討、模擬授業・デモ体験、導入のための相談が行われます。学校施設・サービスEXPO、STEAM教育EXPO、保育・幼稚園ICT化EXPO、人材育成・研修EXPOと5展同時開催しています。
今日はそれを振り返り、感じたことをまとめていきます。
結論は、先生をつなげるコミュニティをつなげる! です。
おこめさん→教員10年の末、独立した2児のパパ。オンライン塾 おはこやを運営中。
目次
ブースをまわって
そもそもこのイベントにはfmGIGの収録の際に出会った 清水 隆裕 さんに連絡をいただいたことから始まります。
(おはこやが出演するfmGIGワイガーヤは本日13:30から)
これまでこのようなイベントには行ったことがなかったので、声をかけていただかなかったら、自分の中の選択肢には入ってこなかったと思います。
清水さん、改めてありがとうございました!
行ってみると、大きな会場にブースがずらり
ところどころに体験したり、説明を聞けるブースもありました。
今回は主に塾向けのコンテンツをいろいろと見て回っていたのですが、塾が抱えている課題に対して、ICTの力で各社がいろんな方向から解決を図っているのが伝わってきました。
一人ひとりがもつ個性を質問紙によってデータとして見える化することで、塾内でも一人ひとりに合わせた声掛けができるようになる
とか
暗記に特化したアプリで、教科書の内容や英単語、漢字などを覚えるために一度解いたものを忘却曲線に合わせて1日後、3日後、1週間後とタイミングを図って自動で出してくれるもの
などなど
ICTの力はここまで進んできたのか
と実感させられました。
世の中にある困ったを解決しようとすることがビジネスの基本ですが、教育においての困ったは
まだまだ「テスト学力をいかに効率よく上げるのか」であることを突きつけられた気がします。
そんな中、生きる力を育てる!
というコンセプトでワークを販売しているところもあって、
そういうのを見ると、
学力以外の重要性もわかり、それを伸ばしてほしいというニーズがあるということも感じました。
工藤勇一先生の講演
15:15~16:00
ぼくがここに参加した一番の目的、工藤先生の講演がありました。
工藤先生は 東京都麹町中学校や横浜創英中学校・高等学校で様々な改革を進められてきた方です。
いくつかあげると
宿題廃止
担任制をやめて、生徒からの逆指名の形へ
頭髪指導なし
校則全廃
数学での一斉指導をやめ、個別最適化のいわゆる自習へ
これらの改革を言葉だけで捉えると、それによるマイナスな影響を心配する人も多いのだと思います。(ぼくもそうでした)
だけど、その改革に向けて根本的に重要な言葉
それが 当事者意識だ と
学校に所属するすべての先生、生徒、保護者が学校に対する当事者意識を持つことが何よりも大切なファーストステップであると強く語ってくださいました。
そのためにやった具体的なことは
全職員で顔を突き合わせたブレストでした。
学校が抱えている問題や、学校が本気になって育てていきたい子ども像
そういったものを管理職や一部の先生たちだけが決めるのではなく、
全員で納得解を導くことこそ必要であると
みんなで決めた最上位目標があり、その目標を達成するための手段として取捨選択をしていった結果が、最初にあげたさまざまな改革でした。
これらの方法だけを真似しても意味はなく、全員が当事者意識を持ち、最初に最上位目標を決定する
ということこそが大切なことなんだと感じました。
(あとは先生自身のクリティカルシンキング。指導要領に書かれていることは本当に今の日本にとって大事な点なのか?世界ではどうだ?を常に考える)
それを受けて
ではそれを実現させていくには何が必要か、考えました。
工藤先生のように改革をすすめる校長が必要?
確かにそれもそうです。
校長一人の力でぐっと一歩を踏み出すことはできます。
そしてその一歩を踏み出すためには校長の力は絶対に必要です。
でも、それはまだまだ自分ごとではない(当事者意識)
今の自分、これからの自分ができること
を考えていったときに、結局行き着くのは
先生たちに余裕を生み、先生たちの視野を広げる
そこだなと感じます。
そのために、今できることをコツコツと積み上げていきます。
まずは、先生たちをつなげる、という活動をしているコミュニティにどんどん入っていきます。
先生たちをつなげるコミュニティをつなげる そこがぼくにとってのファーストステップな気がします。
そこから何が実現できて、どうなっていくのか、まだまだ具体的なビジョンは描けていませんが、それでも挑戦していく価値はあります。
ぼくにとっては おはこやの挑戦 と同じくらい価値のある挑戦
それが学校を外側から支えること です。
昨日一日を受け、たくさんの刺激を受け力をもらえました!!
今日からまた全力で走っていきます!!
今日もここまで読んでくださってありがとうございました!