おはようございます。”おこめさん”です。
今日はSDGsについて取り上げようと思います。
このテーマとっくに扱っている気がしていましたが、まだ記事にはおこせていませんでした。
ということで今日は、一から学ぶSDGsと題してできるだけコンパクトに説明していこうと思います。
(実は実は、今日のテーマは学校でしっかりと習うことなので教えてくれないシリーズではありません。)
参考
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、オンライン塾を開校予定。
目次
SDGsとは
Sustainable(持続可能な)
Development(開発、発展)
Goals(目標)
持続可能な世界の実現のために定められた世界共通の目標のことです。
持続可能とは
今生活している私達の要求を満たしつつ、将来の世代が必要とする資産を損なうことのない社会のことです。
これらの実現のために貧困から環境、労働問題まで17のゴールを掲げています。
1貧困をなくそう
2飢餓をゼロに
3すべての人に健康と福祉を
4質の高い教育をみんなに
5ジェンダー平等を実現しよう
6安全な水とトイレを世界中に
7エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8働きがいも経済成長も
9産業と技術革新の基盤をつくろう
10人や国の不平等をなくそう
11住み続けられるまちづくりを
12つくる責任 つかう責任
13気候変動に具体的な対策を
14海の豊かさを守ろう
15陸の豊かさも守ろう
16平和と公正をすべての人に
17パートナーシップで目標を達成しよう
これらは2010年の国連サミットにおいて全会一致で採択され、2030年の達成を目標としています(あと9年しかない。)
そして、これらは急にあらわれたものではなく、その前身となるものがあったのです。
それがMDGs(ミレニアム開発目標)です。
開発途上国を対象に、8つの目標が決められ国連やNGOなどの公的機関を中心に推進されていました。
しかし、これらのほとんどの目標は未達成で終わりました。この反省を活かしつつ(途上国だけでなく世界で取り組む、企業も参加する)、その理念や方法論を継承する形で策定されたのがSDGsです。
なぜ企業がこぞって取り組むのか
実はSDGsには法的拘束力はありません。
あくまでも努力目標という形です。
それにも関わらず多くの企業が参入を果たしている理由はなぜでしょうか。
1つ目は環境や社会、統治の面での弱さが見られる企業が社会的な価値を失いつつある、という側面です。
これはESG投資が注目されていることと関係があります。
世界的に投資する先として環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮しているかどうかを重視しようとする流れがあるのです。
このことを受けて環境に配慮できていない企業は結果として利益を失うことになるのです。
中長期的に持続的発展性に貢献しているとみなされることが企業の生き残りにも不可欠になってきているのですね。
(労働基準法を守っていない、働き方に男女間での差が見られる、紙を無駄遣いしているなどを見直すことが必須になりつつあるということ)
2つ目は各国での法整備が進むことで結果的に拘束力をもつ場面がでてくるということです。
例えばイギリスでは強制労働や人権侵害を防止する法律が2015年に制定され、そこに関連する企業もその法に縛られることになりました。イギリスに納品をする日本の企業も含めてです。このような流れがフランス、アメリカ、オーストラリアなどにも広がっており、ますます企業の事業を拘束する力が増すことになっていきます。(CO2の排出に関してなども)
3つ目はSDGsの取り組みを通じた事業機会の拡大です。世界経済フォーラムが2017年に発表した報告書「より良いビジネス より良き世界」によれば、SDGsの達成を目指すことを通して、2030年までに世界で年間12兆$以上の市場機会が創出されると見られています。
特に「食料と農業」、「都市」、「エネルギーと材料」、「健康と福祉」の四分野において、注目されています。
これからのビジネスにおいてSDGsを絡めないというのがいかにもったいないことなのかがここからもわかると思います。
環境や世界に配慮している=いいことをしている会社
ではなく
環境や世界に配慮している=本当の意味で成功する会社
となってくるのです。
自分とは関係ない、本当にそうですか?
何事も同じですが、自分さえよければいい
この考えを世界の全員が持ってしまった時、世の中はどうなるでしょうか。
よく学校でも自分一人さぼっても問題ない、と判断し掃除をさぼる生徒がいました。
だけど、自分のその考えがまわりに広がり、みんながその価値観で行動したとき、世の中はどうなってしまうのか、この視点が非常に重要になります。
(選挙に行かない、というのも大抵これがあてはまると思います。)
もちろん損か得かでいっても、上記に書いたようにSDGsに取り組む方が得をするようになってきています。
取り組まないことがむしろ損をしてしまうようになってきているのです。
だけど、そもそもの理念に共感するという感情論でのベースが伴っていることが最も重要だと思うのです。
日本に住んでいると、6安全な水とトイレを世界中に と言われてもピンとこないこともよくわかります。
だけど、実際にその視点でまだまだ苦しんでいる人たちがたくさんいます。
そういうところに目を向けるきっかけになるのも、このSDGsを掲げた一つの意義だと思います。
遠くの国の人に対して何をしたらいいかわからない。
そんなときは、まずは自分の身近なところから目を向け、取り組んでいくことが重要です。
2飢餓をゼロに
この視点にたったとき、冷蔵庫で腐っていく食品をなくそうって少しでも気を使えばいいと思うのです。いつもスーパーで買いすぎていませんか?買い込んだ食品を使い切るために工夫できることはたくさんあると思います。
7エネルギーをみんなにそしてクリーンに
電気をどこで買うのかを選択できるようになりました。ここで再生可能エネルギーの比率が高いところから電気を買う人が増えていくと、そこにお金が集まり、より再生可能エネルギーを開発することができていきます。
どこにお金を払うか、この一つ一つの視点さえもSDGsの達成に貢献することにつながります。(どうせ同じ商品を買うなら、社会や環境に貢献している企業から買う など)
おわりに
今日はSDGsの大枠を紹介しました。
まとめている中で、あらためて世界は、人類はきちんと前に進んでいるって実感がわいてきました。
人類がここ最近、地球環境に対してしてしまったことはあまりにも大きな罪でした。
しかし、そこにきちんと目を向け、仕組みから環境をよくしていく取り組みを作り、世界中で解決に向けた努力をしようとしている。
これで安心してはいけないし、もっと目を向ける人が増える必要はありますが、確かに人類の前進を感じられる内容でした。
(FACTFULNESSにもデータを基に前進している点が描かれていました)
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
そして、いつも スキ いいね コメント ありがとうございます!
これからもどうぞ、よろしくお願いします。