おはようございます。おこめさんです。
最近「北欧に学ぶ小さなフェミニストの本」という本を読みました。
G８のサミットの写真を見た女の子が、
どうして世界の偉い人達には男の人ばっかりなの？
という素朴な疑問から始まる本です。
どうしてって聞かれて、どう答えますか？
ぼくは困るなって思って、読み進めていったんです。
すると、女性の権利についてのいろいろな歴史について触れられていたり
そもそもみんなが当たり前に認識している女性らしさって何？
ということまで
新しい価値観に触れられた一冊でした。
ということで今日はこの本から
学校では教わらない「男女の違いって何？」というテーマで特に答えのない問いについて考えていきます。
参考
「北欧に学ぶ小さなフェミニストの本」
おこめさん→１０年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を運営。子ども～大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。
目次
フェミニズムとは
男女がともにいたわり、思いやり、仲良く生きていくにはどうしたらいいか考え、行動することである
と著者は書かれています。
なんとなく、フェミニズムって聞くと怒り？とか怖い？みたいなイメージがあったんですが、
そもそものことを聞くと、どこにもそんなイメージなんてなくて、
ただ当たり前の、もっともな話をしていきたいってだけなんですよね。
らしさ
で考えてみたんです。
男の子らしさって？
女の子らしさって？
例えば
どうして女の子の顔に傷がついたら そんなに慌てるんでしょう？
男の子でも女の子でも
子どもは子どもなはずなのに
そもそも男と女っていう線引自体が、あまりにも単純化されているから
ちょっと変な感じになりますよね。
例えば心は女の子、身体は男の子だったら傷ついたときに、親はどう扱うんでしょう？
身体が男だから、傷なんて大丈夫！！
って対応ですかね？
（以下男性や女性という表現は 世間一般が捉えやすい 身体的性に関しての表現とさせてください）
そう考えてみると、そもそもなんで、女の子には傷はあってはならないって感覚なんでしょう。
女の人は子どもを生む役割がある（これは女の人にしかできない）
そして、女の人は女性らしい仕草（男性が本能的に惹かれる）をすることで、子孫を残しやすくする
それが人間にとっての生存戦略だったのかな。
女の子は母親やお姉さんのかわいいところ、キレイなところに自然と惹かれる（もちろん惹かれない子もいる）
女性らしさ、男性から惹かれる姿や仕草を本能的に求めていった結果
そのようになる、
ということなんですかね。
それでいくと女の人に 傷があったときに、男性から言い寄られにくいっていうこと？
でも、今の時代、男性から言い寄られるのをただ待つのではなく、女性から行ってもよくないですか？
男性が思ってる理想的な女性像が、それまで目にしてきた キレイ かわいい 傷のない 女性 ってことになっていて、
だから傷はないほうがいいって感じなのかな？
誰が決める？
そもそも女性らしさとか男性らしさって誰が決めるんですかね？
親もまわりの大人もいつしか女性らしさ、男性らしさがいつの間にか染み付いていて
それを子どもたちにも自然と求めてしまったりするんでしょうか？
女の子にはお人形を与え
男の子には車を与える
（ここで、本人たちが何に興味があるかは別として）
女の子には家事などを教え
男の子は外でサッカーなどをさせる
（あくまでも親からのアプローチの話）
女の子は優しい心を持ってほしい
男の子は強い心を持ってほしい
そんな漠然とした親（社会）の思いが子どもたちに伝わり、いつしか男性像、女性像が出来上がってきたのかもしれません。
平等な社会
それでも自分で書いていて思ったのが、そういう 女は家で家事育児、男は外で仕事っていう感覚少しずつ変わってきたんだとも思います。
少なくとも女だから大学まで行かせなくていい
って考えはかなり少数になってきている気がします。
（それこそ、昔は勉強なんかよりも家事とか家のことができるように教育されていたり）
でもまだまだ企業の中の役職につく人の割合は男性が多くを占めているって現状もあったりして、
（従業員に占める女性の割合は平均25.2％、管理職に占める女性の割合は7.7％「女性登用に関する企業の意識調査」より）
その原因の大きなところを占めるのは 出産 育児のタイミング。
ここの感覚をもっともっと男女の中でフラットにしていかないと
機会なども含めた男女格差がない社会の実現は難しい気がします。
何にせよ、男性の育休が当たり前の社会の実現はこうしたフラットな社会をつくる上でとっても大切なことなんだなって改めて気付かされました。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
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