子どもと考えるお金の話【家族マネー会議で子どもの金融教育を】

おはようございます。”おこめさん”です。

みなさんの家庭ではお金の話ってオープンにしていますか?

そんなとき、気になる本が目につきました。

「子どもが10歳になったら、投資をさせなさい」

なかなかキャッチーなタイトルではありませんか。

さっそく手に取り読んでみると、ふむふむと

面白そうな実践がたくさんのっていました。

ということで、今日はこの本の中からお金の教育に使えそうな家族マネー会議について紹介したいと思います。

学校では教えてくれない「家計の話」編です

※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。

参考

子どもが10歳になったら投資をさせなさい累計330万部の著者が教える、学歴より大切な“お金のスキル”。一生お金に困らない!お金に振り回されない!投資思考を鍛える「www.kinokuniya.co.jp

おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。子育て、教育に関して毎日発信中

お金の話題って汚いこと?

画像1

これまで2万3000人以上の家計をファイナンシャルプランナーとして見直してきた筆者からみると、その中の多くの人が「お金に関する不安」を抱えているといいます。

しかもその不安の具体的な中身については漠然としているといいます。

「将来どうなるかわからないからとにかくお金はためておかないと」
「子どもが大きくなったらお金がたくさん必要になるだろうから不安」
「老後、年金だけでは心配だけどどうやってお金を稼ごうかな」

このようにお金についての悩みはいくつになってもなくなることはありません。

それくらい、生きることとお金についてはきってもきれない関係にあります。

しかし、子どものころから少なくともお金に触れる機会があり、自分で実際に働くようになった大人たちが漠然と今も「お金に関する不安」を抱えているのでしょうか。

その問題の根本は教育にあります。

とっても大切な大切なお金の教育。

この話が学校教育の現場ではほとんど触れられてこなかった

今、投資や保険の知識は大人になってから独学するのが当たり前になってしまっています。

こうなると、年金や健康保険の制度がどうなっていて、自営業とサラリーマンには具体的にどんな違いがあり、お金を守るには何に気をつけたらいいのか、貯金と投資の違い、リスクって何だろう

さまざまな知っておかないと損するような大切な知識がまるまる抜け落ちてしまうのです。

そうなると、将来大人になったとき、ひたすらお金を稼ぐけど、いろんなところで知らず知らずに浪費、消費してしまって手持ちのお金が残らない。

もっと稼がないと!ってがむしゃらに働いてしまう

つまり一番大切なはずの時間がなくなっていってしまうわけです。

そのときにしか触れられない子どもとの時間
夫婦ですごす大切な時間

これらがお金を稼ぐことに必死になるあまり蔑ろになってしまうのです。

お金稼ぎなんか二の次でいい、やりがいや社会に対する貢献が大事。

お金、お金ってなんか汚い

そういう感覚になってしまっている人こそ、お金によって一番大事なものを見失ってしまうことになるのです。

将来、自分たちの大切な子どもが、お金に振り回されないためにも、きちんとお金の教育はしていく必要があるということです。

家族間でのお金の話題

画像2

まず、夫婦間でどれくらい家計に関して共有できていますか?

よくある
貯金はパートナー、生活費はこっちがもつ

このような形は一見相手を尊重しているようにみえて、家計がブラックボックス化しやすいです。

その結果日々の浪費につながり、かえってのちのちの大きな摩擦につながりやすくなります。

子どもができるとなおさら、この話を共有しておくことの意義は高まります。

将来は子どもを留学させたい
老後を安心して過ごせるだけの蓄えをつくりたい

このような将来に向けた思いがあるのなら、家族で共有して実現に向けたプランを作っておく必要があります。

そして、その話題を子どもにも広げることも非常に大切なことです。

昭和のころは、家計の数字を一家の大黒柱や母親が抱え込み、子どもには一切明かさないという状況が当たり前でした。

そこにあったのは、子どもたちにお金についての変な心配をさせたくないという親のプライドだったのかもしれません。

多くの親は会社で大変な思いをしながら懸命に働き、子どもにわからないような陰の努力を積み重ね、日々のやりくりをこなしているはずです。

大きな労力を払って家計を支えているにも関わらず、その努力や思いが子どもたちに伝わっていないのは、非常にもったいないことではないでしょうか。

子どもにとって、将来直面するであろうお金のことを

なぜあえて隠して、その教育の機会を奪ってしまうのでしょう。

ここからは子どもと一緒にお金について学べる、家族マネー会議について紹介します

月一回の家族マネー会議?

画像3

やりかたは以下のとおりです。

家族全員が毎月決められた日にリビングに集まって、

①今月の収入の公開
夫婦の収入や太陽光売電での入手、ブログからの収入、それら全てです

②今月の支出の公開
住宅ローン、水道代、光熱費、通信費、食費、交際費、医療費などを前月との比較もしつつ報告

ここでは全員の目で 「これって無駄じゃない?」

という支出に対してチェックが入ります。

「なんで急に光熱費あがってるんだろう?」
「エアコン使いすぎたかも」

タバコを吸っていた筆者には

「1万7千円も!?高すぎない?」

という言葉がとんできたそうです。

「これは息抜きに必要」

と返答するも

「これだけあれば本やノート、おいしいおやつも買えるのに‥」

と残念そうな娘さんの顔を見て禁煙を決心できたそうです。

③貯蓄の推移の公開
貯金はもちろん、株式投資の損益、投資信託の評価額など、投資の内容についてもふれます。

④お金の使い方プレゼン
収入から支出、投資を含めた貯蓄を引いたあとに残ったお金。
これを使って何か購入したいものがあるか、を家族全員で話し合うそうです。

あるとき、中学生の娘さんが「塾に行きたい」と手を上げました。

それに対して「塾代高すぎるんじゃない?」「続けられるの?」と質問がでます。

すると、「お姉ちゃんは私立に通っているけど、私は公立だし、高校も公立に行くつもり。学費がかからない分塾に行ってもいいはず。」

全員が納得し、はれて塾に通うことになったそう。

このときのルールとして、

(1)あとから文句を言わない
(2)子どもの意見だからと甘く受け取らない

だそうです。

マネー会議で養われること

画像4

たくさんあると思います。

例えば、

どんな仕事をどれくらい働いてどれくらいの収入が得られるのか
そのお金がどういう部分に多く出ていってしまうのか(多くはローンと保険)
投資に対するリスクの実感、その伸び率、投資商品の選定の仕方
保険の選び方、消費と浪費をわけること。節約の効果

などなど

これら、社会人になってやっと考えていくことの多かった部分を親の説明を受けながら学んでいけるのは本当に良い学習になります。

多くの人は、この部分を知らずに高額な住宅ローンを若くして組んでしまったり、必要でもない保険にたくさん加入してしまったり

あとから、大きく損していることに後悔するものです。(もしくはそれを知らずにずっと過ごしてしまう)

自分たちの子どもが将来こうならないためにも、子どもも一緒に家計にふれるこの会議は重要なものになると思います。

おこめ家でもお小遣いを渡し始めるころ、この会議を導入していこうと思います。

そのためにもまずは夫婦間での毎月の家計簿チェックやっていきたいと思います。(←決意表明)

おわりに

ということで、今日は家族間での金融教育の話題でした。

ぼくは個人的に、このお金の話も自分が将来やっていく塾で時折触れていこうと改めて感じました。

それこそ「学校では習わない」大事なことなので。

これからの社会を生き残るためにはいよいよ避けてはいられなくなったお金の話題。

もっとオープンにお金の話題ができる、
汚らしいって雰囲気がない世の中になっていけばいいなと個人的は感じました。

確かにお金を汚い使い方している人もいますが、それは少数なわけで。

お金もそれ自体が汚いのではなく、その使い方の話が問題なだけなので、(包丁とかと同じ)

お金=汚い

って感覚を早くなくしていくこともこれからを生きる世代に必要なことのような気がしました。

今日もここまで読んで下さってありがとうございました。

そして、いつも スキ イイネ コメント フォロー 

本当にありがとうございます。

どうぞ、これからもよろしくおねがいします!!

最新情報をチェックしよう!