おはようございます。”おこめさん”です。
今日は衝撃的なタイトルの本を見つけたので、紹介させて下さい。
ずばり、「宝くじで1億円あたった人の末路」です。
自分で1億円あたることってそうあるものではありません。
(そもそも買ってない)
(当たらない)
なんとなく、宝くじにあたると人生がかわる
(悪い意味で)
とは聞いたことがありますが、どう変わるのでしょう。
ということで、今日はこの本から宝くじで1億円あたった人の末路についてまとめていきます。
学校では教えてくれない「宝くじで1億円あたった人の末路編」です。
(そりゃ学校では教えてもらえない)
(この内容を通して、ファイナンシャル・リテラシーを少しでもあげるというのがぼくの意図でもあります。)
ちなみにこの本は、この他にもいろんな人の末路が紹介されていて
キラキラネームの人の末路、事故物件を借りちゃった人の末路、賃貸派の末路、自分を探し続けた人の末路、などなどおもしろい話が盛りだくさんです。
(いい末路もあります。)
(いい末路っていうの?)
参考
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、オンライン塾を開校予定。
目次
1億あたった人の末路
宝くじの当選金が払い戻される際、銀行からは高額当選者に「【その日】から読む本」という冊子が渡されるそうです。
その中には「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンの返済などを優先すること」
などが書かれているそうです。
当選者にこのような冊子がわざわざ配られている時点で、当選したが故に人生の坂道を転げ落ちてしまう人が少なからず存在するということです。
例えば、こんな末路
・家族はもちろん、それまで縁遠かった親族までが直接、間接的に”おすそわけ”を要求してくる。家族間でもお金以外の話題が食卓に出なくなる。急にお金をもったことで、金銭感覚がくるってしまい、高価な買い物をしてしまい、最終的には破産してしまう。
よくこういうときに話があがるのは、
”宝くじがあたったってまわりに言わなかったらいい”だと思います。
だけど、たとえ黙っていられたとしても、ついつい生活が派手になり次第に感づかれたりするようです。
”浪費しないようにしたらいい”
そう思っていても、これも簡単ではないようです。
企業側は「急に資産を築いた人」の財布を開くためのマーケティングは研究し尽くしていて、さらに「不慣れな金額の取引」は金銭感覚が麻痺して失敗しやすいものです。
例えば5000万円の家を買う時、70万円の追加でより生活がよくなるオプションがあったとき、どれくらいブレーキをかけられますか?
普段500円の昼食を1000円にするときとその心のブレーキはどれくらい差がありますか?
実際の金額でいうと500円の差と70万円の差は1400倍の開きがありますが、心のブレーキはそれと同じではないですよね。
きっと5000万円も使うから、70万くらいいいかってどこかで緩むはずです。
宝くじにあたると、いわゆるこういう感覚に襲われるといいます。
さらに一度でも超高級宝飾店で買い物をすると、豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。
行けばVIPルームに通され、”あなただけ感”を演出され、それに堪えられる人は多くないといいます。
一度味わったその感覚を手放したくなくなる
というのが人の心理です。
このように「急な裕福化」というのはそれくらい危険なことだといえます。
米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は5年以内に破産しているというデータもあるそうです。
”とりあえず、仕事をやめて、家にひきこもってしまえばいい”
これも危険が伴うそうです。
フランスの哲学者ヴォルテールは労働とは「退屈、悪徳、欲求の3つの悪から逃れしめる」ものと語ったそうです。
裕福層の方の取材でも「お金をためようと必死になっている時は楽しかったのに、いざ一生かけても使い切れないお金を手にしてしまうとつまらない」といった話がでてきたそうです。
退屈がいかに人にとってさけるべきことなのか、このことからもわかりますね。
お金があるってことだけでは幸せはこない
以前読んだ「金持ち父さん、貧乏父さん」の中で金持ち父さんはロバートに言いました。
大事なことはいくら稼ぎ、いくら貯金があるかではない
資産をいくら持っているか、なによりもお金に関する知恵、ファイナンシャルリテラシーが大切であると。(資産=ポケットにお金をいれてくれるもの)
結局いくらお金を稼いでもお金のことをよく勉強しておかないと、すぐに破産の道にいってしまうと
この本の中でも「疲れた。海辺の町でのんびり暮らしたい」人の末路で
仕事を引退したあと、田舎でのんびり夫婦で暮らしたいと引っ越してきた人も大抵はどこかのアルバイトに勤めるそうです。
自分が誰かの役にたっている、という感覚はお金以上に大切なものである
ということでもあります。
結局は宝くじで一発逆転を狙い、当選できたとしてもその先に明るい未来が待っているとはいえない
ということですね。
宝くじのその他
そもそも宝くじで一等(7億円)があたる確率ってどれくらいか知っていますか?
ずばり1000万分の1以下(調べてみると2000万分の1もありました)だそうです。これは交通事故でなくなってしまうよりもはるかに低い確率で、99.99…%の人は一生買っていたとしても当たりません。
さらに、この宝くじに関する控除率(どれだけの手数料をとられるか)は約50%と競馬(約25%)、パチンコ(約10%)、カジノ(5%)に比べてかなり高く設定されています。
圧倒的に高いこのテラ銭をさして、経済学では「宝くじ=愚か者にかせられた税金」と定義する人もいるほどだそうです。
買ってもほとんど当たることはない
当たったとしてもその取扱に失敗する人がほとんどで
最終的に人生は好転することはない。
これらの流れ、最低限でも子どもたちに伝えておく必要があるとぼくは思います。
おわりに
ということで、今日は「宝くじで1億円当たった人の末路」について紹介しました。
自分の人生で1億円があたるという経験は絶対ないので、
(買ってない)
当選した人の末路をこういう形で知っておくことは非常に大切だなと改めて感じました。
(買っている人を否定しているわけではありません)
(だけどこういうリスクがあることは知っておいてほしいです)
(夢を買う)
今日もここまで読んでくださってありがとうございました!
またいつも スキ イイね コメント フォロー ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします