おはようございます。”おこめさん”です。
今日のテーマはプレゼンです。
プレゼンときくと自分には関係ないかなって感じる方もいるかもしれません。
そもそもプレゼンとは相手に話を伝え、動いてもらうためにすることで、この技術は誰かに自分の思いを伝えるという、どんな場面でも使うことができます。
また、これからの時代を生きる子どもたちには、もはや必須のスキルといってもいいものだと思います。
一人ひとりが発信者になり、相手に言葉を伝える場面はこれまで以上に多くなってくることでしょう。(オフラインだけでなく、オンラインでも)
そのときに必要なのは伝えたいことをわかりやすくまとめ、相手に動いてもらう技術だと思います。
今日は伊藤洋一さん著書「一分で話せ」からプレゼンの極意を端的にまとめていきます。
この方はかつて、ソフトバンクアカデミアにて孫正義さんの前でプレゼンをし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ方です。
かなり参考になったので、できるだけ端折らずに書いていきます。
学校では教わらない「1分で話す技術」編です。
参考
1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、6月にオンライン塾を開校予定。
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
目次
そもそも人はあなたの話を聞いちゃいない
「自分が伝えたいことを話せば、人は話を聞いてくれる」
そう思っていませんか?
(はい、思っていました)
「前で話をしている人がいるのだから、静かに聞きましょう」
そう言われてきました
(確かに言っていた気がする)
でも実際はどんなに心を込めたプレゼンをしても、人は自分の話をほとんど聞いていません。
(あなたはプレゼンのすべてに意識を向けれていますか?)
この大前提を理解すると、1分で伝えることの価値が見えてきます。
いかに自分が伝えた情報を元に、相手に動いてもらうかを突き詰めた結果、1分にまとめて話せるぐらいにコンパクトに準備しておくことが大切だということです。
30分や1時間のプレゼンの時間を与えられたとしても、まずは1分で話せるように整えておくことがすべてのスタートラインだといいます。
1分で伝えられないことはどれだけ時間をかけても伝わらない
そう著者は言い切ります。
目的をはっきりさせる
まずは前提として、何のためのプレゼンかをはっきりさせることです。
誰に対して何のためにプレゼンするの?です。
多くの場合、プレゼンの目的は相手に動いてもらうことです。
情報を伝えるだけでいいのなら、わざわざプレゼンする必要はないからです。
では誰に?という点を深堀りしていくと、その相手はどんな人(たち)でしょうか。
その人はどんなことに興味をもっていて、どんな言葉を普段使い、どんな言葉を使うとネガティブな反応をするのか
ここを整理することで、プレゼンの組み立てで使う言葉や伝え方の工夫が見えてきます。(ペルソナ設定)
思考をロジカルに整理する
ここでいうロジカルとは相手にとって です。
自分の中では意味が通っている、では結局相手には伝わりません。もしろ相手が行間を想像でうめてしまう分、自分の伝えたいことと相手が受け取る情報に差ができてしまいます。
例えば、
子どもにイチゴのアメを配りたい→なんでイチゴ?なんでアメ?
となるけど
子どもの好きなお菓子の一位はアメで、その中でも一番好きな味はいちご味だから、イチゴ味のアメを子どもに配りたい(意味が通っている)
相手にない情報を伝えつつ、相手にとってロジカルになるように心がけることが大前提だといいます。
1分で話すための組み立て
①結論
まずは結論からです。
結局どう動いてほしいの?
プレゼンにおけるゴールを明確に伝えます。(方向性)
どう動いてほしいか、なので結論とは事実や情報ではなく、それを踏まえた自分(チーム)の意見である必要があります。
意見と情報とわけて考えるために有効なものは「だから何?」「本当?」と自分に問い続けることだといいます。
例 Aさんもいいと言っていました!
お得意さんも喜んでいました!
実際に数字も上がっています!
→だから何?
→この商品は増産すべきです(これが結論)
②根拠
結論だと言い切れる根拠のことです。
さきほどの例でいうと、
実際に数字があがっています。
などの部分は根拠としては使えるものになります。
この根拠においても、きちんと相手にとって意味が通ったものであるのかは重要で、ここでも「だから何?」と問い続けることが大事だといいます。
さらに根拠の示し方も非常に大事で、
例えば、
結論は○○です!
根拠は3つあります!
と伝えると
自分の頭の中にある整理された棚を相手の脳に与えることができるのです。
自分の中に3つの根拠があることがわかっていても、伝えている相手にそれがわかりやすく入っていかなければ意味がありません。
その意味で最初に
3つあります!
などと伝えることで、相手の頭の中に3つの根拠を整理するための棚ができるのです。
③根拠のたとえ
このたとえは相手の右脳を動かすためのものです。
人は左脳(ロジカル的な思考)だけでは動きません。
論理的に納得はできるけど、そこに動きたい、と思うような右脳的なしかけが必要なのです。
このために必要なのが例えです。
相手が動きたくなるような情景を伝えることで、実際に相手の脳の中に具体的なイメージができて、右脳が刺激されて最終的に動いてくれるのです。
コツは 情景がイメージしやすい写真や具体的な言葉を使うことです。
例えば、最近子どもがうまれた3人家族にマンションの購入を促したい時
実際にマンションに足を運んでもらうことはもちろん(情景のイメージ)
「敷地内にある公園なので、安全に子どもを遊ばせられますね」
「マンションにいるいろんな子どもたちと触れ合う時間がうまれますね」
「このマンションの近くには近くでは有名な小児科の病院もあります」
のように具体的な情報を伝えることで、根拠の下支えになる納得感を相手に与えることができます。
おわりに
プレゼンとはいいつつ、結局は相手にものごとを伝え、動いてもらうための極意のような形でした。
でもこの根本の部分を整理しておくことが非常に大切で、その土台ができた上で資料作りなどのその他のテクニックに入るのだと思います。
そういう意味でも相手に動いてもらうための伝え方を知ることは
誰にとっても必要なことだと感じました。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。