おはようございます。”おこめさん”です。
今日は衝撃的なタイトルの記事です。
というのも、衝撃的な本のタイトルをそのままもらっただけなんです
今日はそんな本から堀江さん流の「学校が洗脳機関である」と言い切れる理由を紹介していきます。
こういう考え方もあるよねって見てもらえたら幸いです。
参考
おこめさん→教員10年の後、4月から独立、6月からオンライン塾を開校予定。2021年3月末まで半年間の育休取得の2児のパパ。
目次
知識と常識の違い
知識=主観の一切入り込まない事実に基づく知
常識=主観の入ったその時代や国における決まりごと
多くの学校では、知識の伝達よりも常識の伝達の方が多くなっているといいます。
それは授業という時間だけに限らず、学校に所属して過ごす生活そのものから知らず知らずのうちに常識が植え付けられるものだからです。
たとえば、生徒たちは学校の休み時間には
「廊下は走ってはいけない」「階段に座ってはいけない」
というルールに従って生活することになります。
また、放課後であっても
「家に一度帰ってから出かけないといけない」
「休みであっても髪を染めてはいけない(本校の生徒であれば、休みでもその校則は適応される)」
などのルールもあり、生活全体に学校の常識が適応されることになるからです。
では、なぜ学校ではこのような「常識」を校則として子どもたちに強いているのでしょうか。
この常識によって、どんな人間を育てようとしているのでしょうか。
使いやすい労働者を大量生産する工場
そもそもこの学校という機関(すべての人が身分などと関係なく通える機関)は19世紀に登場したといいます。
これは工場が誕生した時期と重なります。
一定の年齢に達した国内の子どもを1箇所に集め、読み書きや計算を教える、こうした学校制度の基礎は、19世紀のイギリスで生まれました。(そのすぐあとにフランスでも)
当時のイギリスはヨーロッパの覇権をいち早くつかみつつあり、大量生産を可能にする工業力増強の動きが産業革命をもたらしました。
このときに庶民は
「大量生産を目的とする工場で労働し、その報酬をもらう」
という新しい働き方を得ました。
(それまでは親のあとを継ぐ家庭内手工業や、農家としての働き方)
一方資本家は、その働き手をどう確保するかが課題となりました。
工場の働き手は誰でもいいという問題ではなく、一定の基礎的な学力、忍耐力やコミュニケーション力を備えた人が必要だったからです。
(途中でラインから抜けられたらストップしてしまう)
また、工場というシステム上
指定された場所に毎日規則正しく通い、上司の指示に耳を傾け、そのとおりに作業する
サイクルをこなせる「きちんとした大人」を育てることの必要性がでてきたのです。
このような人材を育成し、社会に出すために学校というものがカタチになっていきました。
登校時間が決まっている、役割が決まっている、作業内容が決まっている、その中でのルールが決まっている、教わる内容が決まっている(時代に合わせて変化可能)などです。
そこから時代が進んだ20世紀も、多くの工場(会社)はそれまでと同じように指示通りに規格通りのものを作り上げる力が重宝されてきました。
規格の枠に収まるように、学校では校則という常識をつくり、その枠の外にでないように指導をしてきました。
枠の中に収まる人を社会に送り出す
これが学校が担う一つの大きな役割だったわけです。
(子どもたちを保護するというもう一つの役割ももちろん担っていた)
だけどどうだ
ただ、これらの役割は現代において、どれくらい社会に求められているのでしょうか。
働き方や会社のあり方、そもそもの生き方すら問い直しがなされている今
これからを生きる子どもたちにとって、どこまで「今の枠」を強制していく必要性があるのでしょうか。
全国で
子どもたちが校則を変えていく
そんな事例が聞かれるようになってきた今
改めて学校側が理不尽な過去の常識を、押し付けていないか
問い直すときが来ているのかもしれません。
そして、何よりもこれからを担う子どもたちと一緒に、考えていくことこそが学校のあるべき姿な気がします。
(でも時間がないんですよね。情熱のある先生にもっと時間を! なんとかしたい大きな課題の一つです)
おわりに
過激な発言で度々炎上してしまう堀江さんですが、自身の経験から「学校」という常識に対する思いを綴られた本でした。
すべて「そうだそうだ!」とも思いませんが、一理あるなと思いながら読み進めていました。
教育ってほとんどすべての人が受けてきたもので、誰にでも理想のカタチがあって、(しかも違っていて)、答えがなくて、
だからこそ面白い、考えていきたい大きな問いです。
これからもみんなで考えていきたいなって思います。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
PS.最近受けたGoogle認定者試験、無事に合格しました。とりあえず、少しずつ前に進んでいます。あとティーチャーズアソシアに入会しました。まだまだ手探りですが、先生の未来のためにできることを考えていきたいと思います。(もちろん おはこやの運営にも力を入れます!)