ポジティブとネガティブが与える影響【以外と知らない】

おはようございます。”おこめさん”です。

ネガティブがあんまりよくないんでしょ

ポジティブがいいんでしょ

っていう結論にはすぐに行きそうですが、それもなんで?って聞かれると言葉につまることがあります。

子どもは大人以上になんで?を大事にします。

特に思春期の子たちは、自分の納得感をとても大事にします

(もちろん、友達が納得しているものなのかもすごく気にします)

ということで、今日はそれらの言動が人にどういう影響を与えるのかをまとめていきます。

ネガティブが与える影響

1、 健康に対する影響
不安な気持ちを増やしたり、うつ状態を悪化させてしまう

ストレスを増加させ、脳を老化させる

悲しみや怒りなどのネガティブ感情は,血圧を高めたり,心拍数を増加させ,この状態が続くと生体に悪影響をもたらし,心身症などの疾病に至ることもある

ネガティブ思考を重ねて脳にストレスを与えることは、海馬の神経細胞を壊すことにつながります。つまり、ネガティブ思考の人は、自ら脳を破壊しているということ。他人に対する悪口も、言えば言うほど自分の脳には悪影響を与えます。

ここの点は想像しやすいと思います。

2、 視野が狭くなる

例えば、森の中でトラに遭遇したとします。

その瞬間その人の頭を恐怖(ネガティブ)が支配し

トラから逃げる

この一点だけを考えるようになります。

この期に及んで、その日の食事のこと なんかを考える人はいませんよね。

つまり何かネガティブな感情が生じれば、脳は外からの情報を遮断して、選択肢を自ら減らしてしまうのです。

これは人間が動物的な本能として自分を守るために備わっている機能であるといえます。

ただ、現代において、なかなかこんな機会に出会うことはありません。

それにも関わらず、人の脳はネガティブな感情に対して同じように反応するようにプログラムされています。

ほとんどの場合、この本能が人生にマイナスに働いてしまうことになります。

例えば、誰かと争っている時、人は怒りなどの感情にとらわれて、ほかのことが何も考えられなくなってしまいます。

あるいは、運動や健康的な食生活がちゃんとできていないのを後ろめたく感じていると、「自分はなんて意志が弱いんだ」、「なんて怠け者なんだ」、「自発性がまったくない」とか、

そんな否定的なことばかり考えてしまいます。

ネガティブな感情は人の意識を狭め、余計なことを考えられなくしてしまいます

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ポジティブが与える影響

1、 人生に希望を見出す(思考の幅を広げる)

喜びや安らぎ、愛といったポジティブな感情に浸っている時、人は人生の中により多くの可能性を見出します。(さっきの逆ですね)

ポジティブな感情によって可能性を見出す力が強まり、より多くの選択肢を意識できるということです。

2、スキル、資質を育てる能力の向上

遊びを通してポジティブな感情を得られる子どもは

木登り楽しかった
次はあの木に挑戦してみたい
〇〇くん一緒にやろう!

というようにポジティブな感情が挑戦をうみ、スキルはもちろんコミュニケーション能力まで向上させます。

新しいスキルを身につける際の原動力となった幸福感が消えてしまっても、スキルそのものは、のちのちまで存在し続けますよね。

3、健康に良い

ネガティブ感情によって高められた、嫌な気分や心拍率、血圧などの自律神経系の亢進を、素早く元に戻すこと

ナチュラルキラー細胞の増加をもたらし、免疫力を高め、ガンの再発のリスクを減少させるあることまでも示されています。

まとめると

逆境にぶつかってしまってもその中にポジティブな意味を見いだすことで

思考や行動の幅が広がる

さまざまなポジティブな資源を手に入れる

それがさらにポジティブな感情や体験につなげてくれる

幸せや健康の増進をもたらす

いいことづくしですね。

ちなみに


年齢が若いほどネガティブになりやすいそうです。

2019年8月12日付で『Emotion』に発表された南カリフォルニア大学(USC)レオナード・デイビス校(老年学)の研究は、若い人ほど否定的な情報に気をとられ、高齢者ほど肯定的な情報に気をとられると示しています。

子どもがつい、

「どうせできないから」
「やっても負けるから嫌だ」

というようにネガティブを基準に物事を捉えてしまうのも、この研究から一般的なものであるとわかりますね。

経験が少ない分、失敗の記憶がより強く定着してしまっているのかもしれませんね。

すべてのネガティブが悪ではない

一定のネガティブは人にとって有効なんです。

例えば、

明日寝坊してしまったらどうしよう

というネガティブな思考があるから、

目覚ましをかけておこう
早めに寝よう

とできるわけです。

あくまでもネガティブすぎる(もしくはネガティブを外に吐き出しすぎる)点が悪いということもおさえておきます。

おわりに

ネット上には様々な論文が紹介されており、結局どうなの?

ということが気になったのでまとめてみました。

じゃあポジティブになるためにどうすればいいの?

という疑問には詳しくお答えできていないので、それについてはまた明日まとめようと思います(←まさかの三部作)

ということで明日もよろしくお願いします。

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