おはようございます。”おこめさん”です。
今日は持ち家は資産なのか、負債なのか問題です。
皆さんならどう答えますか?
実は持ち家とは、多くの場合負債なのです。
その理由を有名な著書「金持ち父さん、貧乏父さん」において、主人公のロバートが金持ち父さんに教わった教えから紹介します。
学校では教えてくれない「資産と負債の違い」編です。
参考
※ここでいう学校では教えてくれないというのは、公教育の土台の中にこのカリキュラムが組まれていない(そんな隙間がない)ということで、熱心な先生の中には個人的に伝えている方もいらっしゃいます。ただ、仕組みとしてはそうなっていないよね という問題提起も含めてです。
おこめさん→現在育休中の2児のパパ。教員10年目。2021年4月に独立し、オンライン塾を開校予定。
目次
資産と負債とは
当時小学生だったロバートにもわかるように、金持ち父さんは図とわかりやすい言葉を使って説明をしたそうです。
まず資産とは
私のポケットのお金を入れてくれるもの
負債とは
私のポケットからお金をとっていくもの
これだけです。
これらの定義を頭に入れておけば、負債をなるべく減らし、資産を増やすことが随分と実行に移しやすくなるはずです。
この定義にあてはめると、持ち家とは資産でしょうか、負債でしょうか。
持ち家は資産、負債?
多くの人は持ち家を持つことは資産を持つことだ、というでしょう。
しかし、資産とは 私のポケットにお金を入れてくれるもの なんです。
持ち家を持つだけでポケットにお金が入ってくる人は少ないはずです。
むしろ、お金がなくなっていませんか?
住宅ローンや固定資産税がそれです。
実は実は、持ち家というのは大抵、資産ではなく負債になるんですね。
(ポケットからお金がなくなっていく)
でもそんなこと、学校で一つも習うこともないので、みんな当然のように資産だと考えてしまうのです。(もちろん住宅販売員の方のトークによってそうなることもあるのですが)
いやいや、待ってくれ。住宅ローンを払い終わったあとの家は資産だろ!
そんな声が聞こえてきそうです。
資産とは 私のポケットにお金を入れてくれるもの でしたね。
住宅ローンを払い終わったからといって、お金が入ってくるでしょうか。
入ってきませんよね。むしろ、毎年の固定資産税が引かれていることを考えるとやっぱり負債です。
いや、最後に売ったときに手元にお金が入ってくる! だから資産だろ!
確かに売ったときには手元にお金は入りますが、トータルでみたときにその差額はプラスになっているでしょうか。
4000万円で買った家(ローンを組んでいるとすると実際は6000万近く払っていることも)がその値段以上で売れることってあるのでしょうか。
そもそも一度住んだ時点でその家は中古という形になります。
もう新築としての価値はなくなります。
さらに日本において土地の値段が上がっている場所は限られています。
土地の値段も下がっていて、住宅の価値も下がっている状況で、持ち家を売ることで支払った総額をこえるお金が手元にはいってくる人がどれくらいいるのでしょうか。
そう考えたときにやっぱり持ち家は売ったとしてもトータルで見るとお金を入れてくれるものとはいえないのです。(結論:負債である)
持ち家をローンで買うことによる3つの損失
多くの人にとって持ち家が負債であるという現状を理解した上で、更に次の3つの損失についても知っておく必要があります。
1、時間を失う。
本当の資産に投資していれば、ローンをせっせと返している間にその価値があがったかもしれない
2、投資にまわせるはずの資本が減る。
家を買ったことによって、それからずっと払い続けなければならない高い維持費は、本当なら他の投資に回すことができたはずのお金だ
3、教育を受ける機会を失う。
ふつう人は持ち家や貯金、年金などを資産として考え、それをあてにする。そして、投資に回すお金がないからと言って、投資には手を出そうとしない。これは投資の経験をのがしていることになる。
大事なのはこれらすべてを知っているということです。知った上で家族で話し合って、購入に至る、なら問題ないと思うのです。
でも多くの場合は、それを売ることで自分たちに利益が入る人の意見によって作られた幻想だったりするのですね。
もちろん賃貸に住む場合もそれは負債です。資産であるはずはありません。
賃貸は負債、だから資産である持ち家を持ちましょう
というのはそもそも間違っているよねということなんです。
ちなみに
ここまで持ち家のことを負債だ負債だ、と書いてきましたが、
ぼくはすでに5年前から持ち家に住んでいます。
いわゆる35年ローンを組んで、です。
持ち家を持とうと思ったのは、資産とか負債とか以上に自分たちが一生落ち着いて過ごせる自分たちだけの家を持ちたい
そういう思いがあったからです。
ちょうど長男が生まれる年に建ったということもあり、家の中に少しずつ傷が増えたりすることも、思い入れが増えいい味になっています。
確かにお金の面で言えば負債を抱えていることになりますが、家を買ったことによって後悔したことはありません。
今でも本当に買ってよかったなって思っています。
これからも我が家はこの家と共に少しずつ年をとっていく、そんなことが楽しみだったります。
自分たちが住む家、それはお金だけでははかれないものがあるという点も重要なポイントですよね。(確かにその分を投資にまわすことで、早くにリタイアし長くゆったりとして生活が送れることも魅力ではありますが)
さっきも書きましたが、大事なことは知っているか知らないかです。
人生において一番の出費を占めると言われる住宅に関すること
これに関して大多数の人は素人のまま、住宅展示場にいき、そこの人達の言葉を鵜呑みにしてしまうのです。
正しい知識をもち、将来を見越した人生設計をするためにも、このような最低限の知識だけでも子どもたちに伝える必要があると思うのです。
学校で難しいのなら、そんなことを教える塾がもっともっと日本中に増えたらいいのになって思います。(もちろん、おはこやでは教えますが、教えられる子どもの数にも限界があるんです。。)
おわりに
今日は「金持ち父さん、貧乏父さん」から
資産と負債の違いについてまとめてみました。
本当、ただ知っているか知らないかだけで、それらの知識を組み合わせて総合的に考える、いわゆる情報編集力的なものは一切いらない部分
知識、なんです。
知らないというのがいかにつらいことなのか、知っているとわかります。
だからこそ、この著者の方も本にまとめられたのです。
明日は、資産って何?
ってことについて、同著の内容をまとめていこうと思います。
もしよければ明日もお付き合いください。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
そして、いつも スキ フォロー いいね ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。