おはようございます。”おこめさん”です。
朝は気持ちがいいですね。
ぼくは毎日20時半くらいに子どもたちと一緒に寝て、朝4時に起きて自分の時間にあてています。この朝の時間が自分には欠かせない時間です。
子どもが起きている間は子ども中心の生活ですが、この朝の時間は自分だけの時間で、自分に投資できる最高の時間です。
目次
現在の状況
我が家は現在子ども二人と奥さんと暮らす4人家族です。
その中でも二人目の子どもの育児のための育休を2020年9月から取得しており、来年3月まで取得予定です。
育休を取得するまでには様々な壁があり、日本の現実を目の当たりにしました。
それでも育休を取得してよかったと思える瞬間がたくさんありました。
今日はそのことについて4つに絞ってまとめていきます。
育休を取得するメリット4選
①家族と過ごす時間が増える
②家計の状況を直視できる
③家事の中心になれる
④自分の世界がひろがる
①家族と過ごす時間が増える
働いているときは仕事に融通をきかせていただいて、土日に関しては家族と過ごす時間はとれている方でした。
それでも平日は子どもたちと触れ合いたいと思って急いで帰っても20時半とかそれくらいで、子どもたちの夕食もお風呂も終わっていて、30分ほどしかありませんでした。
そんな30分もあっという間に過ぎていき、奥さんとゆっくり話す時間もないので、子どもたちの成長を見逃していたり、ゆっくり保育所の話を楽しんだりということもできませんでした。
特に子どもの成長に気づけないという点が一番つらく、子どもから言ってきて初めて気づくということもよくありました。
育休を取得してからというもの、毎日の成長がほんとによく見えてきて、5歳の長男であれば、保育所の帰りに友達にあいさつができるようになったり、ものをとってあげたりおもちゃを一緒にかたづけてあげたときに「ありがとう」がいえるようになったことだったり。
運動会前には家族でリレーの練習やてつぼうの練習にとりくんだりもしました。
1歳の長女はおもちゃのコップややかんで“つもり”遊びができるようになってきました。また言葉を理解できるようになってきて、何をしたいかをこちらから聞いていくと、うなずいたり、首をよこにふったりと 自分の考えで動こうとするようになりました。
そういうさまざまな成長を目の前でみて、奥さんや子どもと一緒に喜べるということが何より”育休とってよかったな”って思える瞬間です。
この①だけでも取得することに大きな意味を感じています。
②家計の状況を直視できる
これについては、はたらいていてもきちんと家計のことを管理できている方もいらっしゃるとは思いますが、ぼくはどうしても家にいる時間は子どもたちと少しでも遊びたい、そういうことは奥さんに任せたい、そんな思いがでてしまっていて、なかなか家計の見直しまで手がまわっていませんでした。
現在は、給与所得がゼロなので、家計の見直しに迫られたという点も大きいかもしれませんが、奥さんにまかせっきりではなく、一緒に見直そうという意識が芽生えてきました。
最初に見直したのは食費です。
育休中の食事作りは全部ぼくがひきうけたこともあって、これまでの食費の中で細かくスーパーに行ってかってしまっていた分高くなっていたので、週に一回の買い出しに変更し、まとめ買いによって無駄なく買い出しすることにしました。
また、スーパーも近くのところから業務用スーパーに変更したことも大きかったと思います。これにより、月の食費が1万円以上節約できました。
その次に見直したのは保険です。
生命保険、火災保険、自動車保険。これらもある程度勉強をしてから、複数社に見積もりをお願いし、家族が本当に必要な部分だけに絞って契約しなおしました。これによって月5万円以上の出費を抑えました。
このように本腰を入れて夫婦で見直しをしていくと削れるところがたくさんあり、これからのことを考えるとかなり大きいメリットだと感じました。
③家事の中心になれる
一言で育休といっても、育児だけをするわけではなく、それまでまかせる部分が多かった家事についても、その中心となることで新しい視点の獲得や学びがありました。
料理については、それまでも”土日に得意料理を作る”くらいはしていましたが、全部の料理をするということで「買い出しの計画」「冷蔵庫、冷凍庫の在庫管理」「買い出しリストや仕込みリストの作成」「食材の切り方による触感の違い」「冷凍にてきしたカットの仕方」などなど、本気で取り組んでみないと見えてこない視点がたくさんありました。
しばらくはがむしゃらに料理を作っていましたが、だんだんとその料理についても復帰後を見据えた効率化を考えるようになりました。
そこでできたのが、我が家の献立表です。
グーグルのスプレットシートを使って、一週間の献立を作成すると、自動的に買い出しリストや仕込みリストができるというものです。
こういう点も仕事をばりばりしていた社会人ならではの貢献だと感じました。
④自分の世界がひろがる
それまで当たり前だと思っていた家族や世の中に対する感じ方が、さまざまな部分から変わっていきました。
例えば、一生懸命作った料理を投げられたり踏んずけられたりしたときのつらさを心から理解できました。(一歳の長女はただおもしろくなってやっているだけだし、悪気はないことは十分わかっていますが)それまで子どもたちがごはんをあまり食べてくれないと嘆いていた奥さんの気持ちに今では真剣に寄り添えます。
これは自分が主となって食事を作ってみないとわからないことで、それまでの得意料理&子どもが好きな料理だけをつくっていたときには本当の意味で理解できていなかったのだと気付かされました。
他にも、朝の時間や長女を抱っこしている間に見る本やYouTubeからたくさんの人の視点を学び、自分の人生について見つめるきっかけになりました。
これまでは当たり前のように思い込んでいた”定年までこの仕事を続けるんだ”という部分も見直すきっかけになりました。実はそうではない生き方もたくさんあって、そもそも定年まで勤めあげる人生を家族やぼく自身が本当にのぞんでいるのか、そこまで考えるようになりました。
このようにさまざな価値観にふれ、
――家族との時間を一番にして生きてきたい――
真剣にそう思えたのも、この時間があったからです。
最後に
今日はぼくなりに育休を取得してよかったことを紹介しました。
これらは取得するまでそんなメリットがあるなんて想像すらしていなかったことです。
そして、これらは一人一人違うと思います。
ただいえることは真剣に育休取得を考え、家族を思って生活している人はかならずたくさんのメリットを享受し、将来職場に復帰したときに何倍にもスケールアップできているはずということです。
この記事を読んで一人でも多くの人が育休について考え、家族にとって、その人自身にとって、よりよい選択ができることを願っています。