おはようございます。”おこめさん”です。
今日も気持ちがいい朝です。(現在朝4時、天気まではわかりませんが…)
さて、今日は前回紹介した、”子どもにいいこと大全”の中の特に睡眠にしぼって記事をまとめていきます。
参考文献はこちら
睡眠が大切なのはなんとなくわかるけど、寝不足なら子どもはどうなるの?
ここに明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
今日はそんな方のために、睡眠不足が子どもに与える影響をまとめ、我が家で実践している睡眠の質を高める方法をまとめていきます。
知っているのと、知らないでは子どもに対しての睡眠への取り組み度合が変わってきます。
この記事を読んで、今日から少しずつでも睡眠環境を整えていきましょう。
目次
睡眠時間の現状
2018年OECDの調査によると
参加国の中で日本の睡眠時間は最下位でした。
まわりもあまり寝てないようだから安心 ではなく、世界に目を向けると日本の睡眠偏差値の低さがみえてきます。
また働き盛りの30代~50代の睡眠時間が短いという結果に。
子どもが親の睡眠時間に影響をうけるという研究もなされていることから、
子どもの睡眠のために、親がまず睡眠に関する知識を持ち、少しずつでも睡眠の質をあげていくことが必要かもしれませんね。
睡眠による影響
①発達への影響
そもそも成長するのに欠かせない成長ホルモンは、睡眠時にもっとも多く分泌されます。その睡眠時間が確保されていないと、成長ホルモンの分泌が少なくなり様々な面で悪影響があらわれます。
(1)筋肉、骨の発達の遅れ
これはそのままで、華奢な子にそだってしまうということです。
(2)自律神経の乱れ
自律神経は人間の内面を制御する神経で、循環器、消化器、呼吸器などを管理しています。
そこが乱れると子どもの普段の生活にも影響を与えてしまいます。
(3)脳の発達への影響
子どもの睡眠時間とテストの平均点との比較
8時間睡眠なら 国語 70.8点 算数 74.1点
5時間睡眠なら 国語 51.9点 算数 53.9点
(広島県教育委員会)
このように、睡眠時間と学力の間には相関関係がありそうです。
また、これ以外にも世界中での様々な研究から睡眠時間が少ないと学力が低下するというデータは示されています。
②肥満になりやすい
不眠によって食欲抑制ホルモンが出にくくなり、肥満になりやすいそうです
このホルモンの影響以外にも、朝は眠たくて食べられない、その分夜に集中して食べてしまう。夜食べたものはエネルギーとして消化されず、脂肪になりやすい
という悪循環も一つの原因です
そして肥満になると糖尿病、高血圧になりやすくなるなど様々な面で悪影響がありそうです。
睡眠の質を高めるには
ここまで読まれて、睡眠の質の低下によってさまざまな悪影響があることが伝わったかと思います。
まず、必要な睡眠時間の目安は
0~3か月:14~17H 3か月~1歳:12~15H 1~2歳:11~14H
3~5歳:10~13H 6~13歳:9~11H 14~17歳:8~10H 18歳~:7~8H
です。ご家庭での子どもの睡眠時間を計算してみてください。
上記の睡眠時間の確保を目指しましょう。
そのうえで、ここからは我が家が取り組んでいる睡眠の質を高める方法を紹介します。
①空気を変える
人は毎晩1440~3240Lの空気を吸っているそうで、その空気は睡眠の質にも影響があります。
そのため、寝室の空気をきれいにしておく必要があります。
我が家では空気清浄機よりも観葉植物を活用しています。
NASAの研究では観葉植物が空気洗浄力があることが証明されています。寝室に観葉植物を置くだけでいいので、簡単です。
②睡眠ルーティーンをつくること
寝る前にすることを決めておくと、自然と眠くなります。
我が家ではぼくが”昔話を聞かせる”ということをルーティーンとして取り組んでいます。
ぼくが話し始めると1歳の長女はパタッと寝ることが多いです。
また5歳の長男も20時半~21時の間には眠りにつくことができています。
③寝室の環境を整える
これはよく言われることですが、寝室を寝る以外に使わないということです。
よく子ども部屋にありがちなのが、ベッドと勉強机が並んでいる
これは人間の脳のはたらきとして勉強に集中するのにも、睡眠の質を高めるのにもあまりよくないと言われています。
寝室は寝るだけの部屋にして、寝室にきたら睡眠のスイッチが入る そういう場所にしておくと、より睡眠の質が高まります。
④就寝90分前までに入浴を
以前紹介した方法ですね。
⑤朝日をあびる
朝日をあびた14時間後にメラトニンというものが分泌されます。
これが睡眠の導入に欠かせないもので、6時に起きると20時に眠くなる理由の一つです。
朝日をしっかり浴びることで、夜の寝る時間をある程度管理することができます。
終わりに
いかがだったでしょうか
案外あなどりがちな睡眠も調べれば調べるほど、大切なものであると
ぼくも再認識することができました。
これは子どもの成長のためにだけでなく、大人の仕事へのパフォーマンス向上にもつながるので、今日からできることを一つでも見つけて実践していただけたら幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
参考著書
元気で賢い子を育てたいなら子どもがぐっすり眠れる部屋を作りなさい